第二十八話 剣神現わる
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そんなレベルといったらやっぱり」
「あいつ等ね」
「そうですね、常夏三人組」
フレイにヒカルが答える。
「やっぱりあの人達しかいませんね」
「あいつ等なあ」
ここでリョーコが難しい顔になる。
「どういった身体してやがるんだか、全く」
「普通にスペックが強化人間レベルらしいね」
サイが答える。
「マジか、それは」
「はい、そうです」
彼はジョナサンの言葉に答える。
「そうかよ、それで改造していたのかよ」
「改造しなくても性格はあれか」
ヒギンズの突っ込みは実に容赦がない。
「困ったものだ」
「けれど戦力にはなる」
アンナマリーはそう述べる。
「貴重なな」
「そうですよね、それは確かに」
カズイもそれは認めるしかなかった。
「けれど何か」
「実はさ、俺」
ここでトールが皆で小声で囁く。
「あの三人下手したらニュータイプじゃないのかなって思ったりしたけれど」
「勘もいいしな」
ショウは今のトールの言葉に応える。
「けれど違うな」
「あれはあれでってやつじゃないの?」
チャムはこう言う。
「異常能力者っていうだけで」
「少なくともコーディネイターではないですね」
ニコルの言葉は正しかった。
「普通にその能力があるだけで」
「それって凄いことじゃねえのか?」
ディアッカは今のニコルの言葉に首を捻る。
「そもそもよ」
「まあここは普通に超人的な能力の持ち主が一杯いるけれどね」
マサトの言葉であった。
「僕だってクローンだったし出自も様々だし」
「そうですね。そうしたことは気にしても仕方ないですし」
キラもそうした考えに至っていた。
「大した問題でもないです」
「大した問題は他にあるしな」
頭にネクタイを巻いて胡坐をかき右手に一升瓶を持つカガリが述べる。スカートだが平気で胡坐をかいている。
「何故あのライダーは途中でプロデューサーと脚本が変わった?」
「カガリ様、ですから」
「あれはねえ」
「前の人が予算と時間滅茶苦茶だったから」
アサギ、マユラ、ジュリがカガリに対して言う。
「仕方ないですよ」
「おもちゃだって売れなかったし」
「路線変更も聞き入れなかったし」
「だからそれが駄目だ!」
しかしカガリは言うのだった。
「そんなのだからいい作品はできないんだ!」
「いやね、カガリ」
出来上がっているカガリにユウナも言う。
「浪漫は大事だよ。けれどあれは幾ら何でも」
「じゃあ御前はあの路線変更が許せるのか!」
「当然じゃないかな」
ユウナはここではあくまで良識派であった。
「あれだけ無茶苦茶やっていればね。話も進んでいなかったし」
「正直あれは三年か五年はかかっていましたね」
アズラエルも言う。
「そうしたことを踏まえれば。僕がスポンサーなら即刻
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