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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十七話 内通者の疑惑
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なものであった。
「だから少年は安心して見ていなさいって」
「俺はもう二十なんだが」
「三つ離れていればもう少年よ」
「そうなのか?」
「そうよ」
かなり強引な言葉であった。
「だから。お姉さんを信じなさい」
「何かよくわからないんですけれど」
アクアが話に入って来た。
「三つ離れていてもヒューゴはもう二十歳ですし」
「細かいことも気にしないの」
しかしエクセレンはアクアにも笑顔で言う。
「いいわね」
「はあ」
「とにかくだ。数が多い」
ヒューゴはそこを指摘する。
「各個撃破といっても慎重にやらないとな」
「それを言うのは私の仕事なのに」
アクアがクレームをつけてきた。
「何であんたがここでクールになるのよ」
「俺は思ったことを言ったまでだ」
しかしヒューゴはここでもクールであった。
「それがどうかしたか」
「したわよ。全く」
また文句をつけるアクアであった。
「最近私影薄いから困ってるのに」
「そうか?」
「そうよ。声が似ている人も少ないし」
「気にしたら負けよん、それって」
またエクセレンが言ってきた。
「私だってそうだし」
「そういえばそうですよね」
アクアはその言葉に気付いた。
「キョウスケさんも」
「そういうこと。それは考えない考えない」
「俺は結構いるな」
ヒューゴはポツリと呟く。
「いいことか」
「羨ましいわよ」
アクアの本音であった。
「敵にもそういう人いないし。それはそれで大変なのよ」
「しかしアクア」
ヒューゴはここでまたアクアに言う。
「何よ」
「御前この前俺と金竜大尉間違えていたな」
「だって声そっくりじゃない」
それを言い訳にする。
「仕方ないでしょ、それは」
「そういう問題か?」
「それを言ったらそれこそね」
アクアは少し頭にきた感じで言葉を続ける。
「マサキ君とヒイロ君なんかもう」
「あれはな」
ヒューゴにもわかった。
「聞き分けるのが難しいな」
「でしょ?だから困ってねえ」
「おい、俺かよ」
マサキの声が入って来た。
「そっちは暇なのかよ、そんな話してよ」
「マーサのところは忙しいの?」
「だからそのい呼び方は止めろって」
エクセレンに抗議する。
「マサキでいいって言ってんだろ、いつも」
「あら、別にいいじゃない」
しかしエクセレンの態度は崩れない。にこりと笑ってさえいる。
「この呼び方も可愛いでしょ」
「可愛いとかそういう問題じゃねえだろ」
マサキは心からこの呼び方が嫌なようであった。
「とにかくな、そっちはどうなんだよ」
「結構忙しいぞ」
キョウスケが答えてきた。
「結構か」
「こっちにはバーザムの一団が来ている」
「そうか、そっちはバーザムか」
「マーサの方は何なの?」

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