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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十七話 内通者の疑惑
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やるな」
レオナが彼に言う。
「わかったわね」
「レオナ、御前がか」
「私達は勝たないといけないのよ」
それがレオナの主張であった。
「それならスパイは。許してはならないわ」
「一時は仲間であってもかも」
「だからスパイは仲間じゃないのよ」
レオナはそこを強調する。
「考えればわかるでしょ。こっちに潜伏して情報を流しているのよ」
「ああ」
「だったら仲間なわけがないじゃない。絶対に許したら駄目よ」
「そうか」
「そうよ」
レオナは少し苛立っていた。タスクの人のよさが能天気なものに思えたからだ。
「そこをはっきりしておかないと駄目よ」
「そうするしかねえか、やっぱり」
「わかってもわかってないくても行くわよ」
レオナはそう言ってタスクを引っ張る。
「いいわね」
「ああ、それじゃあな」
「全軍出撃だ」
リーが指示を出す。
「ルナツー方面だ。いいな」
「了解」
こうして少しの慌しさと共にロンド=ベルは出撃した。ルナツー方面にはもう敵が出現していた。
「数は。三千か?」
ダイテツが艦橋から見える敵軍を見て呟く。
「そんなところか」
「はい、その通りです」
エイタが彼に応える。
「三千、やはり機種は」
「まちまちなのだな」
「そうです。地球のこれまでの軍のマシンが雑然とあります」
エイタはそうダイテツに報告する。
「それを考えますとやはり敵の戦術は」
「わかっている」
前と同じである、ダイテツはそう読んでいた。
「ならばだ。全軍陣を整えよ」
「迎撃ですね」
「そうだ。また待っていればいい」
テツヤに応えて述べる。
「そうして来た敵だけを倒していくぞ」
「わかりました」
「そしてだ」
そこまで指示を出したうえでチラリとラミア、アクセルを見た。
「まさかとは思うがな」
「艦長もそう思われていますか」
「大体皆も同じだと思うが」
「そうですね」
テツヤもそれは同じであった。
「怪しいことは事実です」
「その通りだ。しかしはっきりした証拠はない」
「それが問題ですね。怪しいというのにだ」
「そもそもだ」
ここでダイテツは言う。
「あのアンジュルグにしろ。地球のマシンではない」
「かといってバルマーのものでもないですしね」
エイタもここで言う。
「ジュデッカやそうしたものとは違います」
「タイプで言うと魔装機神か?」
テツヤはふとした感じでサイバスター等を出してきた。
「それだと」
「いえ、また違います」
しかしエイタはそれも否定する。
「むしろあれはレイアースに近いでしょうか」
「レイアースにか」
「精霊こそ宿ってはいませんが」
それがエイタの分析であった。
「その性能やタイプを見ていると」
「ううむ、わからなくなってきたな」
テツヤ
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