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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十七話 内通者の疑惑
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た。
「ロンド=ベルこそはこの世界の鍵だと」
「鍵か」
「その強さ故にな。俺もそう見ている」
彼もその点では同じだった。
「しかし。御前はそれ以上だというのか」
「そんな気がするだけだ」
「それならば、だ」
アクセルはラミアの言葉を否定はしなかった。それどころか肯定されしていた。それがはっきりとわかる。顔には出さないが態度にそれが出ていた。
「もう少し様子を見るか」
「それがいいな」
ラミアもアクセルのその言葉に頷く。
「今はまだ、動く時ではない」
「そうだな。それでは」
「芝居を続けよう」
「うむ」
そんな話をしていた。やはりこれは誰にもわからない。わからないまま話が動いていく。暫くしてルナツーも方面にあの謎の軍が姿を現わしたのであった。
「やっぱり何かおかしかねえか?」
タスクは敵が来たと聞いて首を傾げて言った。
「狙ってきたみたいに来たぜ、あの連中」
「ルナツーにだな」
レオナがそれに頷く。
「来たな、本当に」
「情報が漏れるのには幾ら何でもあれだよな」
「そうね」
レオナはまたタスクの言葉に頷く。
「タスク、まさか貴方」
「俺がスパイだっていうのかよ」
「まさか」
流石にそれは否定する。
「ただ。貴方がうっかりして」
「おい、俺がそんなに馬鹿だって思うのかよ」
これにはタスクもムキになって反論する。
「幾ら俺でもそんなヘマするかよ」
「いや、御前はわからねえな」
カチーナが話に参加してきた。
「この前だって皿落として割っただろうが」
「それとこれとは関係ないんじゃ」
「いや、ある」
カチーナはそう言い返す。
「御前だけはどんなヘマするかわからねえからな」
「何でそんなに俺が信用できないんすか」
流石にタスクも言い返す言葉がなくなってきた。
「けれど俺じゃないっすよ」
「じゃあ誰だ」
カチーナは他の面々も見ることになった。
「誰が情報を漏らしやがったんだ」
「そんな馬鹿いるかな」
タスクはカチーナの言葉に首を傾げる。
「幾ら何でも」
「そうよね、タスクじゃなければ誰が」
「レオナ、まだ言うのかよ」
タスクはレオナの言葉にへこむ。
「だから俺じゃないって」
「そんなことはわかっているわ」
「わかっているのかよ」
「そうよ。幾ら何でもね」
実はわかっているレオナであった。
「それはないわ。だから余計にわからないのよ」
彼女も首を傾げさせる。
「誰が漏らしたのか。過失ならいいけれど」
「故意なら問題だよな、やっぱり」
「過失でも許すことはできん」
リーが二人に言ってきた。
「容赦なく軍法会議にかけ銃殺にする」
「それはまた」
「いえ、それが当然よ」
引くタスクにレオナが言う。
「そんなことをしたら当然よ」
「銃殺が当然なの
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