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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十七話 内通者の疑惑
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レミーのその考えに頷いた。
「やっぱりこれはどうにもおかしいな」
「しかもあれだしな」
キリーも述べる。
「こいつ等は無人機ばかりでしかも全滅するまで仕掛けて来る。数には相当な余裕があるみたいだな」
「そうだな」
真吾は応えながらゴーバズーカを放って敵の戦艦を沈める。それはサラミスであった。サラミスは艦の横腹を撃ち抜かれそのまま炎に包まれて爆発する。戦艦も既存の勢力のものばかりであった。見ればバルマーのものすら存在している程である。
「それだけは確かなようだ」
「じゃあ相当大きな組織ね」
「そうか?」
キリーは今のレミーの言葉には首を傾げさせた。
「あら、けれどこの数じゃ」
「その割には人がいないよな」
キリーが指摘するのはそこであった。
「戦艦にすらいないのじゃそれはどうかな」
「それは」
「何か余計にわからなくなってきたな」
真吾もそれについてはわからなかった。
「この敵は。一体何者なんだ」
「まだ正体は現さないってか」
キリーは軽口になった。
「悪役らしいねえ、どうにも」
「じゃあそれを暴くのが正義の味方ね」
「そういうこと」
今度はレミーの言葉にも明るく返す。
「けれどそれは今じゃない」
「最後の最後でそのベールを剥ぐのが定番よね」
「それじゃあ今は」
真吾も二人の言葉を受けて動く。
「真面目に目の前の敵を倒すか。レミー、キリー」
「ええ、いいわよ」
「そろそろ敵の数も減ってきたことだしな」
ゴーショーグンは攻撃態勢に入る。そうして放つのは。
「行くぞ、ゴーフラッシャーーーーーーーーッ!」
それで敵艦をまた沈めた。今度はバルマーのフーレであった。この巨艦が沈んだのが最後の合図となったのであった。
戦いは戦艦の撃沈に移っていた。何機か、若しくは攻撃力の高い武器で攻撃を仕掛け次々と仕留めていく。護衛はもう殆ど残っておらず戦いはあっさりと終わってしまった。
しかし。ここでも謎が残っていた。
「やはりな」
ドクーガ艦の中でブンドルが呟く。
「あの二人は動かなかった」
「そうだな」
「ここでもな」
カットナルとケルナグールもブンドルの言葉に応えて頷く。
「それを考えるとやはり」
「あ奴等は」
「私もそう考えている」
ブンドルも二人に応える。考えることは同じであった。
「しかしだ。まだこちらは動いてはならない」
「何故だ!?」
カットナルはそれを聞いて片目を顰めさせる。
「怪しいのならばすぐにでも」
「吐かせるしかあるまい」
ケルナグールも同じ考えであった。
「何なら自白財を用意するぞ」
「身体に聞いてやろうぞ」
二人のそれぞれの得意技を出してきた。
「何、これならすぐに」
「吐くのは間違いなしよ」
「だから違うのだ」
しかしブンドルはそれも退け
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