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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十六話 ラミアの謎
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中で呟く。
(シンともねえ。なったなんてやっぱり)
真相は藪の中だ。だがそれはフレイだけが知っている真実であった。彼女はその秘密を抱いたままアカツキに乗り込み出撃するのであった。
「何だありゃ」
敵軍を見て最初に声をあげたのは柿崎であった。
「ゼントラーディやメルトランディのもあるな」
「オーラバトラーもあるよ」
チャムも言う。
「他にはヘビーメタルにモビルスーツ」
「戦闘獣までいるのか」
ダバと鉄也も言った。見れば本当に混成軍であった。
「節操がねえのか?」
「そうみたいね」
レトラーデは霧生の言葉に頷いた。
「何だか」
「それにしてもこれは酷いな」
フォッカーはあらためて述べる。
「何でもかんでもか」
「ふむ」
ラミアは今目の前にいる敵を見て呟く。
「予定通りだ。戦力の拡充は上手くいっている」
「ラミア」
その彼女にアクセルが声をかける。
「わかっているな」
「当然だ」
ラミアも彼の言葉に応える。
「時機が来れば、だな」
「動くぞ」
「わかった」
二人は極秘にそう話をしている。彼等は何かを知っているようだった。
ロンド=ベルはそのままソロモン付近に布陣している。ソロモンをバックに彼等と戦うつもりであった。
「守りはいいな」
アルフレドはまずはそれを確認した。
「それならだ。いいか!」
「はい!」
そうして全員に声をかける。
「敵の動きはバラバラだ。来た奴だけを狙え!」
「来た奴だけをですか」
「混成軍ってのはな、動きが纏まりにくいんだ」
彼が指摘するのはそこであった。
「だからそこを衝く。いいな」
「そういうことだったんですか」
「ああ、これでわかったか」
満足気な声でフレイに応える。
「俺の策が。これなら何の問題もねえ」
「そうですね」
ボーマンも彼の言葉に頷く。
「実質的に各個撃破ですしね」
「向こうが気付いていたら気付いていたらで」
「その時はどうします?」
キースが陽気に問う。
「考えがあるんですよね」
「纏めて相手をするだけだ」
策はかなり簡単であった。
「こっちにはそうした武器もたっぷりとあるしな」
「臨機応変ですか」
「そういうことだ。わかったな」
「はい」
フレイはあらためてアルフレドの言葉に頷いた。
「それなら」
「いいか、ただし突出はするな」
これは釘を刺す。
「そうしたら何の意味もねえからな、いいな」
「了解!」
「特にだ」
アルフレドはここでオルガ達を見て言う。
「御前等だ。いつもみてえに突撃なんかするんじゃねえぞ」
「何ィ!?それだと」
「意味がないじゃないか!」
「面白くない」
三人はそれを聞いて不平を漏らす。
「突撃して潰しまくって何ぼだろうが!」
「やられる前にやれって言うじゃない
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