暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十六話 ラミアの謎
[12/13]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ーは険しい顔でカズマにまた言った。
「何だよ。今度は」
「あの二人におかしなところがあれば」
「ああ」
「撃て」
今度は一言であった。
「わかったな、いざとなれば」
「味方をかよ」
「わかっていないのか、スパイは敵だ」
リーはそこをまた言う。
「敵を撃たないのならば貴様も同じだ、いいな」
「わかったさ、その時はやってやるさ」
「わかればいい」
「だがよ」
カズマはこれからの言葉をどうしても言わざるを得なかった。
「それはあんたも同じだぜ、いいな」
「それは当然のことだ」
リーは自分のことを言われても平然とした顔であった。
「私がバルマーやゲストにつく筈がないがな」
「それは言えているな」
ブレスフィールドはこれには納得した顔になっていた。
「それだけはないな。幸か不幸か」
「それはどういう意味だ」
「何、言ったままさ」
平然とした顔でリーに言葉を返す。
「そのおかげでここにいるんだからな、わし等も」
「貴様等もいつか刑務所送りにしてやる」
リーはまだそれにこだわっていた。
「楽しみにしていろ」
「おお、別荘を提供してくれるのか」
だがブレスフィールドの方が一枚も二枚も上手であった。
「それは有り難い話だ」
「何なら縛り首でもいいのだぞ」
流石にそれはないがあえて言うのだった。
「どうだ、それで」
「それは遠慮しよう」
図太く言葉を返す。
「生憎だがな」
「ふん、まあいい」
埒が明かないと見てこれで話を打ち切った。
「まずは戻る。ゼダンだ」
「了解」
ホリスがそれに頷く。
「それじゃあこのままですね」
「うむ。しかしだ」
リーはふと何かに気付いた顔になった。
「ゼダンの施設も随分酷使しているな」
「それはそうですね」
ホリスもそれに同意する。
「私等戦ってばかりですし」
「そろそろ何処かに無理が出るかもな」
リーはそれを危惧していた。
「だとすればこちらの整備補給にも支障が出るが」
「整備班もそれで大忙しですぞ」
ショーンがモニターから答えてきた。
「実際のところ。ゼダンは不眠不休です」
「そうなんですよね。皆さん本当に大変で」
レフィーナも言う。
「どうしたものでしょう、こちらも」
「致し方あるまい」
だがそれに対するリーの返答は冷ややかとも受け取れるものであった。
「今はこういった状況だ。我々とて連日連夜の戦闘だ」
「ゼダンのスタッフの無理も当然というわけですな」
「その通りだ。今は無理をしなくてはならない時期だ」
また冷徹なまでに言う。
「しかしだ」
「それでも休息もまた必要ですか」
「その通りだ。機械もそうだが」
「今の状況ではそれも難しいですね」
レフィーナの顔が曇る。
「残念ですが」
「その通りだ。どうしたも
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ