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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十四話 ネビーイーム出現
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頷いた。そういう相手だったからだ。
「他の敵に対してはこれまで通りですね」
ミサトがあらためて言う。
「できれば捕虜を得たいものです」
「その通りだ」
アムロが彼女の今の言葉に頷いた。
「情報収集にもなるしな」
「はい」
「だが。ゲストについてもインスペクターについてもまだ詳しいことはわかってはいない」
そうだったのだ。
「彼等も中々尻尾を見せないな」
「仕方ありません、今は」
ミサトもそう答えるしかなかった。
「それについても待つしかないかと」
「待つんか」
「まあ、タータったらせっかちさんなんだから」
この二人はここでも同じであった。
「とにかく。今はどうしようもない」
ダイテツの結論はこれであった。
「待つしかな」
「それしかないというのは」
「不服か?」
「はい、やはり」
テツヤはあえて言うのだった。
「後手に回り続けていると」
「だがそういう時もあるのだ」
しかしダイテツの言葉は変わらない。
「耐えるのも必要ですか」
「そういうことだ。わかったな」
「わかりました。それでは」
それでも納得するしかなかった。結局はそれしかなかった。
「ここはそのように」
「機は必ずやって来る」
ダイテツはこうも述べた。
「その時に動けばいい。わかったな」
「わかりました。それでは」
「それにこうした戦いも敵の勢力を削いでいっている」
「敵のですか」
「そうだ。我々は出来るだけ損害を抑える」
それは少なくともできていた。
「そうして敵の損害を増やしていく。いいな」
「そうだな」
グローバルがそれに頷く。
「やはりそれが一番だ。今はな」
「一回の戦いで敵に与えているダメージは尋常なものではない筈です」
ミサトが言った。
「現にムゲ=ゾルバトス帝国もかなりのダメージを受けて暫く行動できないようですし」
「そうしてバルマー等の勢力もだな」
ブライトが応える。
「そうです。そのうちどの勢力もそれに痺れを切らしますから」
「そこを叩く、か」
「そのうえで情報収集です」
こうも言う。
「それで宜しいかと」
「戦略としては随分杜撰だが」
ブライトだけでは泣く誰もがそれはわかっている。
「それも仕方ないか」
「仕方ありません」
ミサトもわかっていた。しかしそれしかないのであった。
「待つならばそれしかありませんから」
「わかった。それではそれで行こう」
「うむ。それではそのようにな」
「問題はどの勢力が最初に動くかだ」
グローバルは言う。
「それ次第でも大きく変わるな」
「どの勢力が動くかまではわかりません」
ミサトがそう告げる。
「しかし」
「しかし?」
皆ミサトの言葉に顔を向けた。
「一つの勢力が動けば他の勢力も動きます。そうなれば」
「こ
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