第二十四話 ネビーイーム出現
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どうするのよ」
「変態爺さんってアスカ」
シンジはアスカのその言葉に少し抗議する。
「言い過ぎじゃないかな」
「じゃああれが人間だっていうの?」
「多分」
これにはシンジも実は自信がない。
「少なくとも使徒じゃないと思うよ」
「使徒でも驚かないわよ」
アスカは全く容赦がない。
「あんなの見せられたら。いつもいつも」
「そういえば最近あの人出て来ないわね」
クスハはそのことにふと気付いた。
「どうしたのかしら」
「修行中らしい」
ゼンガーが彼女に答えた。
「ドモンとの戦いで己の未熟さを悟り。一から全てを鍛えなおしているらしい」
「へえ、立派だね」
シンジはそれを聞いてマスターアジアをあらためて尊敬するのだった。
「やっぱりそれって凄いよ」
「そうね。努力は認めるわ」
アスカもそれは認めるようであった。
「それはね。けれど場所は?」
「場所か」
「そうよ。北極とかじゃないでしょうね」
「アスカ、幾ら何でもそれは」
有り得ないと彼女に言おうとしたシンジであった。
「ないんじゃないかな」
「有り得るわよ、あの変態爺さんなら」
しかもまた変態呼ばわりする。
「何してもおかしくないわよ」
「残念だが違う」
ゼンガーもそれは否定する。
「北極ではないそうだ」
「そうなの」
アスカはそれを聞いてまずは安心した。
「よかったわ」
「月だ」
だがこれは流石に想像してはいなかった。
「今月で修行しているそうだ」
「何、それ」
それを聞いたアスカの顔が歪んだ。
「どうやって酸素手に入れてるのよ」
「そういう問題だけじゃないと思うけれど」
シンジもこれには唖然とするばかりであった。
「月でなんて。何か聖剣持ってるんじゃないかな」
「そうだったとしてもあたしは全然驚かないわ」
アスカも言う。
「そういえば髪が銀色だしね」
「御前よお知っとんな」
「まあね」
トウジにも答える。
「ここにも結構関係者多いし。カツとかジュドーとかギャブレーさんとか」
「声ね」
レイがそれを聞いて呟く。
「それだとムウさんやダバさんもそうよ」
「そうよって。あんたもいたの」
アスカはレイの存在にようやく気付いた。
「何時の間に」
「さっきからいたわ」
相変わらず感情に乏しい声で答える。
「ずっと」
「そうだったの。御免、気付かなかったわ」
「そういえばアスカってそっちの世界には関係なかったんじゃ?」
「うっ」
アスカはこう言われて困った顔になる。
「リングとかあの人の世界には。僕はあるみたいだけれど」
「羨ましいわよ、正直」
「羨ましいんだ、やっぱり」
「アムロさんにしろ凱さんにしろね。一度だけでもって」
「私はいたかしら」
「綾波はどうだったかな」
シンジは少し首を
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