第二十四話 ネビーイーム出現
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それがどうにも戦略を立てづらくしているのよ」
またリツコに述べるミサトであった。
「受け身受け身でね。それも複数の勢力相手だし」
「その中でも最悪はグラドスだ」
アムロの顔が顰められた。
「一般市民を狙うとはな。とんでもない奴等だ」
「そうした意味ではティターンズと同じだな」
ブライトも言う。
「あの連中は」
「むしろティターンズより悪質でしょう」
ミサトはそうブライトに答えた。
「プラントでの行為を見ていると」
「そうだな。あの時は俺も本気で怒った」
アムロが述べた。
「かつてのジオンよりも酷いものを感じた」
「気ですね」
「そうだ、それだ」
イーグルにこう答えた。
「あの連中は選民思想の塊だ。他人を虫ケラと思っている」
「けしからん奴等じゃな」
アスカも純粋に顔を顰めさせた。
「そうだ。だからキラもああしたのだと思う」
普段は温和なキラが激昂してあえて敵のコクピットを撃ち抜いたことだ。これには周りの者も驚きを隠せなかったのだ。
「あの連中は放っておいてはいけない」
「その通りです」
ラクスがアムロの今の言葉に頷いた。
「グラドス軍を放っておいてはより犠牲者が出ます。ですから」
「それで宜しいのですね」
ミサトはラクスに問うた。
「貴女も返り血を浴びることになりますが」
「それは一向に構いません」
ラクスの言葉には思えないものがあった。
「平和を手に入れる為には。非戦闘員を守る為には」
「左様ですか」
「はい、私も彼等に対しては容赦するつもりはありません」
そうした意味では彼女もシンと同じ考えであった。
「プラントを狙ったのですから。そして人類も」
「あの連中には容赦することはない」
リーも言った。
「殲滅するだけだ。捕虜も取らずにな」
「おい、それは幾ら何でも」
テツヤが同期を嗜める。
「極端じゃないのか?」
「では聞くが」
だからといってリーは自分の考えを変えようとはしていないのがわかった。
「あの連中を一人でも放っておいたらどうなる?」
「それは」
「答えはわかっているな」
「ああ」
それはテツヤもわかっていた。グラドス軍のことは彼ももう知っていた。
「そういうことか」
「そうだ。一人でも多くの一般市民を護る為にな」
「それにです」
今度はバルトフェルドが述べてきた。
「プラント組が特にそうですがうちのパイロットの面々は殆どグラドス軍に対していい感情を持ってはいません」
「だから捕虜も取らないと」
「その前にコクピット撃ち抜いていますからな」
そうテツヤに述べた。
「ですから。彼等に対してはそれでいいでしょう」
「その通りです」
ラクスも静かに述べた。
「彼等に関してはそれで宜しいかと」
「ううむ。そうか」
テツヤも結局として
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