第二十三話 今こそここに、真の超獣機神
[8/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
御前達には何度も煮え湯を飲まされている。だからこそ」
「フン、返り討ちよ」
アスカの強気は変わらない。
「あんたが神になんかなれるわけないってわからせてやるわ!」
「何!?」
今のアスカの言葉に眉を不吉に動かした。
「何が言いたい、小娘」
「何度でも言うわよ、あんたは神様なんかにはなれないわ」
その強気さでまた言う。
「絶対にね」
「そうか。私を否定するのか」
「否定も何も事実じゃない」
アスカはさらに言うのだった。
「あんたが神様になれないのはね。もっと自分を知りなさいよ」
「どうやら。死にたいらしいな」
怒りを露わにさせた言葉であった。
「ここで」
「じゃあやって御覧なさい」
アスカはまた言った。
「あたし達を倒せるっていうんならね!」
「面白い。では全軍出撃だ」
シャピロはさらに数を出してきた。それもかなり。
「押し潰してやる。策で以ってな」
「ふむ、これは」
グローバルはシャピロの今の戦術を見てすぐに気付いた。
「波状攻撃を仕掛けてくるな」
「それでは艦長」
未沙がそれを聞いて言う。
「我々としましては」
「そうだ、守りに徹するとしよう」
彼の考えはこうであった。
「陣を整えな。それでいいな」
「はい、それでは」
未沙はその言葉に頷く。そうして陣を整えさせるのであった。
「守りを固めて」
「了解」
ロンド=ベルの面々もそれに頷く。
「まずは耐えるとしますか」
「ゆっくりとね」
「へっ、何か性に合わねな」
忍はその中で不満を述べていた。
「このまま堪えるっていうのはよ」
「あたしもそうだけれどね」
沙羅も同じだった。気性の激しい彼女らしい。
「けれど仕方ないじゃないか」
「何か沙羅にしては大人しいね」
雅人がそれを見て言う。
「随分と」
「だがそれでいい」
しかし亮はそれでいいとした。
「今はな。自重する時だ」
「シャピロの奴を叩き斬る時じゃねえのかよ」
「それはまだだ」
アランが忍に答えた。
「その時は必ず来る。待っていろ」
「わかったぜ。それじゃあよ」
それを受けて彼も何とか陣に留まることにしたのであった。
「向かって来る敵だけを倒してやるとするぜ」
「だが容赦する必要はないぞ」
アランもそれはわかっていたがあえて言うのだった。
「それはいいな」
「わかってるぜ。じゃあよ」
照準を合わせる。そうして。
「消えやがれっ!」
いきなり断空砲を放ち敵を小隊単位で薙ぎ払う。防御的であっても忍はやはり忍であった。激しい攻撃を敵に対して浴びせるのであった。
ロンド=ベルは守りを固めていてもその攻撃は激しかった。激しい攻撃でムゲ軍を寄せ付けない。
第一陣を瞬く間に壊滅させ第二陣も。そうして敵の波状攻撃を防いでいたのだ。
「ふむ。流
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ