暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十一話 物量戦
[1/13]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
             第二十一話 物量戦
ムゲ帝国の情報は集まらない。しかし皆おおよその見当はついていた。
「やはり我々と同じだ」
「うむ」
フェリオの言葉にクリフが頷くのだった。
「それは間違いないな」
「こことは違う世界から来ている」
ラファーガも言う。
「そうした存在だ」
「存在としてはデボネアに近いでしょう」
アルシオーネはそう考えていた。
「邪な意識の集まる世界から来ています」
「言うならあれやろか」
カルヴィナが言う。
「ここの世界の裏側みたいなもんやろかな」
「あれ、それがセフィーロじゃないの?」
アスコットはそう突っ込みを入れた。
「だから僕達もここに」
「裏側は一つだけとは限らないかと」
イーグルがそこを指摘した。
「つまり」
「そのムゲっていうのもこの世界の裏側ってわけか」
「そうです」
イーグルは今度はジェオに答えた。
「僕達がいた世界の裏側でもあるのでしょう」
「じゃあ俺達もムゲと関係あるんだ」
ザズはイーグルのその言葉で気付いた。
「そうですね。無関係ではないです」
「とするとじゃ」
アスカはこの言葉であるものを思い出した。
「あのバイストンウェルとも関係が」
「あるかも知れませんね」
サンユンも言う。
「そういうことでしたら」
「全てが関係あるのですかな」
シャンアンはそう考えを及ぼす。
「全ての世界が」
「何か話がややこしくなってきてへんか?」
タータは眉を顰めさせていた。
「全部が全部って。何や?」
「そうだな」
ジェオも言う。
「けれど簡単でもあります」
しかしタトラはこう言うのだった。
「皆同じということですから」
「そうですね」
タトラの今の言葉に頷いたのはシーラであった。
「バイストンウェルとセフィーロは同じだと思います。つまり」
「この世界の表でもあり裏でもある」
クリフが応える。
「そういうことですな」
「そうです。そしてその全ての世界が危機に瀕している」
そこもまた問題であった。
「それもまた同じです」
「全ての世界が」
プレセアはその言葉に顔を曇らせた。
「そうですね。思えば不思議な話です」
「しかもです」
エレが言う。
「何か。不思議なことが続けて起こっています」
「不思議なこと」
「そうです」
今度はエレがクリフに応えるのであった。
「考えて見て下さい。有り得ないまでにそれぞれ異なる世界の人間が集まっています」
彼女が言うのはそこであった。
「何かに導かれているということも考えられますが」
「偶然が重なり過ぎているわね」
セニアはそこを指摘する。
「あまりにもね」
「そうです、あまりにも」
エレもそこを言う。
「ガイゾックが現われ、バーム星人が現われ、他にも様々
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ