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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第二十一話 物量戦
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「仕掛ける!」
照準を合わせ終わり攻撃を放つ。それでまずは小隊単位で敵を吹き飛ばした。
「よし、行くぞ!」
「了解!」
シンとアスランは一気に飛び出した。そうして目の前の敵を一気に屠っていく。
「邪魔なんだよ!」
とりわけシンの攻撃は激しい。その掌からのビームでムゲ帝国のマシンを次々と消していく。やはり近距離でのデスティニーは脅威であった。
ロンド=ベルは膨大な数の敵にその戦術と質で対抗していた。しかしムゲはそれに対して次々に新手を繰り出して対処するのだった。
「何だ、今度の戦いは」
それに最初に妙に思ったのはグローバルであった。
「随分数が多いな」
「そうですね」
それにクローディアが応える。
「何時になく」
「ムゲの力もさることながら」
「敵の戦術にもそれを感じます」
クローディアはこうも言った。
「何かそうしたものを」
「圧倒的な戦力で敵を多い潰す」
グローバルは言う。
「戦術の基本だがな。それにしても今回は」
「ふふふ、こちらの世界の者達よ」
ここでムゲの方から声がした。
「このヘルマットの殲滅戦術はどうだ」
「ヘルマット!?」
「誰だい、あんた」
亮と沙羅がその声に問うた。
「はじめて聞く名前だが」
「ムゲの指揮官かい!?」
「如何にも」
声はそう沙羅に答えてきた。
「ロンド=ベル、貴様等のことは聞いている」
「聞いている、ねえ」
アズラエルは今の言葉に眉をピクリと動かした。
「やはり。そういうことですか」
「そういうこととは」
「いえ、今の彼の言葉ですよ」
そうユウナに言葉を返す。
「今彼は聞いていると言いましたよね」
「はい」
「そこですよ。どうやら本当にあちらにこちらの人間がいるようですね」
「あっ、そうですね」
ユウナもここで気付いた。
「だから今聞いていると」
「普通この場合調べているですから」
アズラエルはそこを指摘する。
「ここでそんなことを言うから。かえってわかりましたよ」
「我が名はヘルマット」
彼はあらためて名乗った。
「ムゲ=ゾルバトスの将軍だ。覚えておけ」
「っていうとこの前のモヒカンの同僚なんだ」
雅人はすぐにわかった。
「何かやり方が違うけれど」
「へっ、細かいところはどうでもいいぜ」
忍にとってはそんなことはどうでもよかった。
「どいつもこいつも。纏めて潰してやるだけだからな」
「ふん、貴様が藤原忍だな」
ヘルマットはダンクーガを見て言ってきた。
「そしてダンクーガか、それが」
「知ってるのかよ」
「貴様等のことはもう知っている」
既に知っているとまで言うのだった。
「それもよく、な」
「やっぱりですね」
アズラエルは今の言葉にも注目した。
「彼等の中にいますね」
「それも随分軍事に
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