第二十話 謎の帝国
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ムロがクワトロの言葉に頷いた。
「話を聞くとな」
「では。普通にこちらの人間が入ることはできない」
クワトロはそう考えた。
「普通にはな」
「けれどあれよ」
ここでクェスが言う。
「光ちゃん達みたいに」
「そうだ」
クワトロは彼女のその言葉に頷いた。
「向こうから召還される可能性もあるな」
「ラ=ギアスもそうでしたね」
ケーラがここで言う。
「確かあそこも」
「ええ、そうよ」
そこにいたセニアがケーラの今の言葉に頷いた。
「そうして召還していたのだけれど」
「だとするとそれなのか」
アムロは顎に手を当てて考えに入った。
「彼等の行動は。こちらの人間が参謀にいるから」
「その人間は召還されて彼等の中にいる」
クワトロも考える。
「だからなのか」
「そうだとし考えられない」
アムロはまた言う。
「サイド5を狙ってきた理由は」
「その細かい場所まで知っていたことも根拠になるな」
クワトロはそこも言う。
「だが。確証はない」
「そこか」
「予断や憶測は今は慎もう」
クワトロは慎重になることを述べた。
「情報収集に専念してな」
「わかった。それでは今のところはさらに残骸を調べよう」
サコンが言う。
「それでいいな」
「うむ」
「そうだな」
他の者達はサコンの言葉に頷いた。今はそれしかなかった。だが新たな敵がまた現われた、そのことは否定出来ないのであった。
第二十話完
2007・11・3
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