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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十九話 シャピロの敗北
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忌々しげな口調でシャピロに尋ねた。
「決まっている、結城よ」
今度は沙羅に対して告げた。
「神に歯向かおうとする御前達に裁きを下す。それだけだ」
「ふん、相変わらずだね」
シャピロは当然ながらその言葉に対してすぐに吐き捨てた。
「全然変わらないね、本当に」
「手前の言いたいことは全部聞いてやった」
忍はこれ以上彼の言葉を聞こうとはしなかった。
「じゃあ。用意はいいな」
「来るというのだな、藤原よ」
「そうさ、覚悟しやがれ」
ダンクーガをシャピロの母艦に向けてきた。
「死んでもらうぜ、いいな」
「では私も神の裁きを見せてやろう」
シャピロもまた母艦をダンクーガに向けた。
「御前達にな」
「いいか」
忍は仲間達に対して告げた。
「誰も手出しすることはねえからな。こいつは俺達が」
「やるのだな」
「そうだ」
アランにも答える。
「何があってもな。やってやるぜ」
「わかった」
アランは彼のその言葉を受けて頷いた。
「では。倒すがいい」
「ああ。神様だか何だか知らねえけれどよ」
断空剣を抜いて構え、そして。
「ダンクーガだって機神だ。それを見せてやるぜ!」
「神はこの世で一人」
シャピロは艦橋からダンクーガを見据えて述べる。
「私だけだ。それを見せてやろう、死ね!」
フーレの主砲を放つ。それでダンクーガを一撃で消し去るつもりだったのだ。
ビームがそのままダンクーガに迫る。しかし忍はそれをかわそうとはしない。
「忍!」
そんな彼に沙羅が叫ぶ。
「何してるのよ!このままじゃ!」
「黙って見てろ」
だが彼は沙羅にこう言葉を返した。
「すぐにわかるからよ」
「すぐにかい?」
「そうだ」
そう沙羅に述べる。
「こんなのよ。こうやって!」
「!!」
紙一重でかわした。ダンクーガの巨体で。
「かわしゃいいんだよ!それでだ!」
「今度はどうするの?」
雅人が忍に問う。
「攻撃をかわして」
「亮!」
忍は亮に声をかけた。
「あれを仕掛ける!いいな!」
「あれか」
「そうだ、あれだ!」
忍はまた叫ぶ。
「あれなら一撃で終わらせられる。だから」
「わかった、忍」
亮もそれに頷く。
「いいか、皆!」
忍はその後で沙羅と雅人にも声をかける。
「あれで一気に決めるからな!」
「あれかい!」
「そうだ!」
沙羅に答える。
「雅人、いいな!」
「わかったよ!」
雅人も彼に答えた。
「俺も何時だって!」
「よし!じゃあ行くぜ!」
「オーケー、忍!」
他の三人が忍の言葉に応えた。獣戦機隊の言葉が一つになった。
ダンクーガが炎の如き気に包まれた。そして放つのは。
「いっけええええええええええ!!」
忍は叫ぶ。そのまま攻撃に入る。
「断空砲フォーメーションだ
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