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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十八話 シャピロ襲来
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              第十八話 シャピロ襲来
「ゴステロはどうなったのだ?」
撤退したバルマー軍は連邦軍の知らない場所に集結していた。そこで指揮官であったアーマス=ゲイルは部下達にゴステロの状況を聞いていた。
「かなりの重傷です」
「そうか」
ゲイルはそれを聞いても何も感情を見せない。
「生きてはいるのだな」
「脳に損傷を受けていますがそれでも」
「やはりな」
それを聞いて当然だと言う。
「では改造手術か」
「その予定です」
部下はそう彼に告げる。
「既に手術室に入っています」
「わかった。ならばいい」
彼はそれを聞いて報告を止めさせた。
「ならばすぐにでもまた戦場に出るな」
「はい」
「全く。グラドス軍も落ちたものだ」
彼は言う。
「一般市民を狙うなどとはな」
「ですがそれがハザル司令の御考えですし」
「司令のか」
ゲイルはハザルの名にも不快感を見せた。
「司令もな。こうしたことを続けていれば何時かは」
「隊長」
だがここで部下が彼を制止する。
「それ以上の御言葉は。何処に耳があるかも知れません」
「そうだったな。済まない」
ゲイルもそれに気付く。それで述べた。
「ではこの話はこれで止めよう」
「そうすべきかと」
「地球についてだが」
そのうえで話を止めてきた。
「辺境方面軍はどうしているか」
「既に地球圏に到達した模様です」
「早いな」
ゲイルはそれを聞いて述べた。
「思ったよりも」
「そうですね。それもかなり」
部下も彼の言葉に頷く。
「しかも他に何か考えているようです」
「何かとは?」
「そこまではわかりませんが」
部下はその問いには言葉を濁す。
「どうやら。かなり思い切ったことを考えているようです」
「そうなのか」
「はい。あの副官殿の策で」
「ロゼ殿か」
ゲイルはそれが誰なのかわかった。すぐに察しがついたのだ。
「彼女の策か」
「はい。そしてマーグ司令も地球に向かわれています」
「彼等も積極的に動いているのだな」
「それは間違いありません」
部下はそう述べる。
「ですから我々もまた」
「わかっている」
ゲイルは部下の言葉に頷いた。
「それではすぐに戦力の回復に入る」
「はい」
「そして。援軍も要請しておくか」
「それについてはもう決定しているようです」
部下はそうゲイルに述べた。
「既にまた本格的な軍勢が刻印に向かっています」
「そうか。ハザル司令も本気か」
「ええ」
「ならばそれは安心していいか」
「そうかと」
部下はそうゲイルに述べるのであった。
「ハザル司令はマーグ司令に遅れを取るまいと考えておられますので」
「そうだな」
それはゲイルもわかっていた。彼等の上司であるハザル=ゴッツォとマーグの対
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