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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十八話 シャピロ襲来
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インはそんな彼等を見て言うのだった。
「けれどその強気に」
「乗らせてもらうぞ」
「大したことはない」
ヒイロがウィングゼロカスタムを前に出してきた。
「数が多いのなら。それだけ倒せばいいだけだ」
「そうだな」
その言葉にミリアルドが頷く。
「では。私も行かせてもらおう」
「ただし。巻き込むつもりはないが」
ヒイロは両腕にバスターライフルを持つ。そうしてそれを放つと共に派手に回転するのだった。
「注意しておけ」
「わかった」
ミリアルドは既にその外にいた。そうして彼の攻撃をかわしていた。
ヒイロのその回転で敵は次々に倒れていく。光の帯が貫きそうしてその周りで火球が次々とあがるのだった。死の証が。
シャピロの冷静さを失った指揮の下で突き進むバルマー軍。だがそれでも彼等の数は圧倒的でありそれで押し切らんばかりの勢いであった。
それに対してロンド=ベルは特に標的を定めずに派手に攻撃するだけだった。しかしそれで充分過ぎる程の状況になっていた。
「あまり数が多くてもなあ」
ジョナサンもその中にいた。敵の中に切り込み剣を振り回している。
「的が多いだけなんだよ!」
「ジョナサン、上だ!」
そこでシラーの声がした。
「気をつけろ!」
「わかってるぜ!」
それに応えると剣を上で一閃させた。それで敵を一機真っ二つにした。
「この位なあ!」
「わかっていればいいがな」
「シラー、おめえもやってるんだろ!」
ジョナサンはそうシラーに言い返す。
「そこはどうなんだ!?」
「安心しろ」
シラーは言っている側から一機横薙ぎにした。
「この程度の敵ではな」
「大丈夫なんだな」
「どうということはない」
しっかりとした返事であった。
「むしろ有り難い位だ」
「有り難いか?」
「そうだ。私とて戦っている」
彼女は言う。
「ならば思い切りやらせてもらいたいからな」
「そういうことかよ」
何はともあれ戦いは激しいものであった。しかし質で優勢に立っているロンド=ベルが次第に押してきていた。それに戦術も見事であった。
「広範囲でいい!」
ブライトが砲撃に対して指示を出す。
「敵は多い!ならばまとめて撃て!」
「了解!」
サエグサがそれに応える。そうして実際にそうして砲撃していた。
これは正解だった。派手な砲撃でバルマーの軍勢は数を減らしていく。そこにマシン達の攻撃が加わりそうして勢いを得ていたのであった。
「おのれ・・・・・・」
シャピロは自らの軍が劣勢になっていっているのを感じていた。それで歯噛みしていた。
「あがくか、何処までも」
「司令、全軍の損害が四割を超えました」
ここで報告が入った。
「何っ、もうか」
「敵の広範囲の攻撃を防ぎきれません」
それが理由であった。
「このままでは
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