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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十七話 フラッシュ=ディ
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相を変えた。
「馬鹿な、どうして後ろに」
「後方にSPT四機!」
サイも叫ぶ。
「そんな・・・・・・しかも核ミサイルまで」
「やばい、じゃあ!」
トールはそれを聞いて急いで操縦桿を動かそうとする。
「早く行かないと!」
「行くって言っても!」
カズイもまた叫ぶ。
「間に合わないよ、とても!」
「間に合わないで済むか!」
シンが真っ青な顔でアークエンジェルのモニターに怒鳴り込んで来た。
「俺が行く!間に合わせてみせる!」
「無理よ、シン君!」
だがマリューはそのシンに対して言うのだった。
「今からじゃとても」
「じゃあどうしろっていうんだよ!」
それでもシンは叫び続ける。
「このままだとプラントが。マユが!」
「行けるのなら私だって行くわ!」
マリューもシンと同じ考えだった。だからその気持ちもわかっていた。しかしそれでも。
「けれどもう」
「そんな。それじゃあ」
シンはその真っ青な顔で言う。
「マユは・・・・・・」
「これで終わりだぜえ!」
ミサイルを放ったゴステロは誇らしげに笑っていた。
「俺様の手柄だあ!どいつもこいつも死んじまえ!」
「あら、残念」
ところでここで声がした。
「生憎だけれどそうはいかないのよ」
「何だと!?」
「正義の味方参上」
不意にブーメランが現われた。そうしてミサイル達を両断していく。ミサイル達はプラントを直撃することなく宙で爆発するだけであった。
「間一髪だけれどね」
「何、手前は」
「さあ、悪い奴等は正義の味方の名前を覚えておくものよ」
赤いマシンが彼等の前に姿を現わすのだった。
「セレーナ=レシタールよ。それと相棒のエルマ」
「僕は相棒だったんですか」
エルマはセレーナの声に対して言う。
「初耳ですよ」
「あれ、そうじゃなかったの?」
セレーナは軽い調子で彼に言葉を返す。
「じゃあ何なのかしら」
「パートナーですよ」
それが彼の意見である。
「よく覚えておいて下さい」
「わかったわ。じゃあパートナーのエルマ」
「はい」
これでまとまった。
「そしてASアレグリアス。覚えておいてね」
「貴様、女か」
「そうよ、今流行の女ヒーロー」
ゴステロに対して答える。
「わかったかしら」
「ふざけるんじゃねえぞ」
ゴステロはセレーナに粗野な声で返した。
「何が女ヒーローだ」
「武器を持たない人を守るのはそうじゃなくて?」
セレーナはそのゴステロに余裕の笑みで返す。
「違うかしら」
「おいゴステロ」
ゲティがゴステロに声をかける。
「相手は一人だ。しかも女だ」
「そうだな。怖気づくことはねえ」
ボーンも言う。
「それにだ」
「俺達だけじゃないしな」
マンジェロも言った。
「呼べばいいさ」
「そうだな。
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