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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十七話 フラッシュ=ディ
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等は出撃した。
出撃するとすぐにバルマー軍が目の前に現われた。無人機とグラドス軍のマシンがいる。
「やっぱりな」
デビットは彼等を見て呟いた。
「あいつ等がかよ」
「エイジ、それでどうするんだい?」
ロアンがエイジに尋ねてきた。
「かなりの数だけれど。守りきれると思うかい?」
「守らないといけないんだ」
エイジはロアンにそう答えた。
「さもないとプラントの人達が」
「そうね」
シモーヌは彼のその言葉に頷いた。
「一機でも通したらそれで」
「ですから。御願いします」
エターナルからラクスが彼等に言う。
「プラントを再び戦火に巻き込むのは」
「無論承知です」
グローバルがラクスに答えた。
「市民を戦争に巻き込むわけにはいきません」
「有り難うございます」
ラクスは彼に礼を述べた。
「それでは」
「全軍広く布陣してくれ」
グローバルは全軍にそう伝えた。
「敵の質は大したことがない。だからだ」
「了解っ」
フォッカーがそれに頷く。
「それじゃあ。機動力を活かして」
「そうですね」
マックスが彼の言葉に頷く。
「それでプラントを広くカバーしましょう」
「セレーナさん」
エルマはその中でセレーナに声をかけてきた。
「何かレーダーに微妙な反応が」
「わかってるわ」
セレーナは彼に対して答える。
「来てるわね、逆から」
「ええ」
「それじゃあ」
セレーナは不意にアレグリアスを移動させた。それを見て一緒に小隊を組んでいるアイビス達が彼女に問うた。
「何処へ行くんだ?」
「ちょっとお腹が痛くなっちゃって」
「お腹が!?」
「そうなの」
そうスレイにも答える。
「すぐに戻るからね。じゃあこれで」
「あっ、待て」
「アディオス」
スレイが止めるよりも早く姿を消した。あっという間だった。
「何なんだ、一体」
アイビスは彼女が消えた場所を見て呟いた。
「急に」
「ただ。お腹が痛いというわけではないな」
スレイもそれはわかっていた。
「逃げた。いや」
そうではないと。彼女は読んだ。
「裏切ったわけでもないな。では一体」
「彼女には彼女の考えがあるみたいね」
ツグミはそうスレイに告げた。
「だから今は何も言わないでおきましょう」
「そうだね」
アイビスはツグミのその言葉に同意して頷いた。
「今はね。とりあえずあたし達も」
「ええ」
ツグミは今度はアイビスの言葉に頷いた。
「前に随分来ているし」
「気をつけろ」
スレイは二人に言う。
「どうやら奴等。私達ではなく」
「ああ、わかっている」
アイビスは目を鋭くさせて彼女の言葉に応えた。
「プラントを狙ってる。やっぱりね」
「おいおい、まさかとは思ったけれどよ」
ジャーダもそれを見て声をあげる。

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