第十七話 フラッシュ=ディ
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呟く。
「人はそれぞれだからな」
「そうだな。俺も別に困ることはないか」
アスランはそう思うことにした。
「じゃあ皆、そろそろ」
「了解」
「いよいよですね」
ディアッカとニコルが応える。
「出撃か。見ていろバルマーの犬共め」
イザークの目が血走る。
「一人残らず叩き落してやる」
「それはいいけれどさ、イザーク」
「どうした!?」
メイリンからの通信に応える。
「あまり無茶はしないようにね」
「俺が何時無茶をした」
「御前自覚がないのか!?」
「まさか」
ディアッカとニコルが今の言葉に突っ込みを入れる。
「いつもだろうが」
「そうですよね」
「俺は別にそんなつもりは」
やはり自覚のないイザークであった。
「その自覚がないのが危ないのよ」
メイリンはそこをまた言う。
「だから。気をつけてよね」
「わかった」
イザークは憮然とした顔で頷くしかなかった。
「では自重してやらせてもらう」
「デュエルのシヴァを効果的に使うといい」
アスランがアドバイスをしてきた。
「あれなら遠距離から全体に攻撃ができるからな」
「いつもしているが」
「御前はあれ近距離でも使ってるだろうが」
「それが問題なんですよ」
またディアッカとニコルが言う。
「だから遠距離からやれって」
「いつも敵に突っ込むんですから。シンみたいに」
「シンか」
「そうだな。何処かシンに似ているな」
アスランはシンがいるのもわかったうえで言うのだった。
「血気にはやるのもいいがあまり命を粗末にするのはよくないな」
「わかった」
そこまで言われてはイザークも頷くしかなかった。
「ではそうさせてもらう」
「ああ、頼む」
アスランは穏やかに述べた。
「シンはもう。言われていると思うが」
「わかっているさ」
シンはまだ落ち着いていた。
「だがプラントは守る」
「頼むぞ」
それには頷くアスランだった。
「御前のデスティニーは鍵の一つだからな」
「俺がか」
「そうだ。それと御前がなんだ」
アスランはそうシンに対して言う。
「御前とキラがいないと。おそらくは」
「また随分とシンを評価していますね」
ニコルが彼に対して言った。
「貴方もSEEDを持っておられるのに」
「それでもキラとシンの実力は違う」
アスランはこう見ているのであった。
「だからだ。頼むぞ」
「わかったぜ。どっちにしろやってやる」
シンは既に気合を入れていた。
「マユを守る為にな」
「あれだ」
アスランはここでニコルに囁くのだった。
「守るものがあるからだ。今回のあいつは特に頼りになる」
「そういうことですか」
「そうだ。だから今回はあいつを軸にしたい。いいな」
「わかりました」
ニコルは彼の言葉に頷いた。そうして彼
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