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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十六話 シークレット=ミッション
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ことだけれど」
「困ったことです」
ユウナもトダカもこれには呆れる。当然キサカも。
「とにかくね。彼等も凄い戦力だよ」
ユウナはそうカガリに説明する。
「正直に言って有り難いよ。これからの戦いが楽になる」
「そうなのか。そんなに」
「これでカガリがもう少し大人しくなれば」
「おいっ」
これにはすぐに突っ込みを入れる。
「結局それかっ」
「おっとと、これは失言かな」
「いつも失言していません?」
アズラエルがユウナに突っ込みを入れる。
「何か」
「まあ気のせいです」
「しかし。第一特殊部隊が」
タリアもそれを聞いて真剣な顔になっていた。思案に耽る顔であった。
「大きいわね。本当に」
「そうですね」
それにアーサーが頷く。
「これで九一三番の奴が来ても怖くありません」
「前から気になっていたけれどアーサー」
「はい」
タリアは怪訝な顔でアーサーに声をかけた。彼もそれに応える。
「その九一三番の人って誰?随分怖がっているけれど」
「私の天敵ですよ」
彼は怯えた声で答える。
「それも恐ろしい」
「恐ろしいねえ」
タリアにはよくわからない話であった。
「確か仮面被ってサイドカーに乗っていたかしら」
「御存知なんですね」
「まあね」
ヤマが当たった。まさかと思ったのだが。
「彼ね。どういういきさつでそうなったのか知らないけれど」
「色々ありまして」
アーサーの顔が強張る。
「何かことあるごとにやられています」
「そういえば彼は二回死んでるのに」
「二回目は灰になっていましたよ。それなのに」
何故生きているのかと。忌々しげに言うアーサーであった。
「全く。世の中訳のわからない奴が多過ぎます」
「それはわかるわ」
タリアも今の言葉には納得した。
「BF団もそうだったしね」
「あの連中本当に壊滅したんでしょうか」
「そう思いたいわ」
これは皆が思う願望であった。
「またプラントを宇宙空間から攻撃されたらたまったものじゃないから」
「ですね」
また直系の怒鬼のことを思い出す。
「あの時は我が目を疑いましたよ」
「私もよ」
「また彼等の話なんですね」
アズラエルは黙ってその話を聞いていたがこうコメントしてきた。
「話が尽きませんねえ」
「それはアズラエルさんも同じじゃないですか?」
アーサーはこう彼に返してきた。
「あれでしたよね。そちらは」
「思い出したくもありません」
顔を強張らせての言葉であった。
「基地があっという間に崩壊でしたから」
「そうでしたね」
「何であんな奇人変人が来たのか」
彼は今でも納得していない。
「正直あれを見たらどんな人間でも普通に見えます」
「ですね」
タリアが彼の言葉に頷く。
「あれを見たらとても」
「何か世の
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