暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十六話 シークレット=ミッション
[4/22]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
「流石だ、わかっているじゃないか」
バルトフェルドはカレンとミケルの言葉に満足そうに笑みを浮かべた。
「どうもねえ。それがわかっていない人が多くて」
「おい」
そう言った途端にモニターにカガリが姿を現わした。
「それは一体誰のことだ?」
「うん、それはね」
「御前のことに決まってるだろうが」
急にモニターが半分になってそのもう半分にシンが出て来た。
「そんなこともわからねえのかよ、このメスザル」
「何ィ、猿だとお!?」
またシンが言わなくていいことを言った。
「貴様!よりによって!」
「ケバブにはタバスコに決まってるだろうが!」
シンの意見であった。
「チリソースなんて邪道だ!」
「それは同意だけれどねえ」
バルトフェルドはそれは納得する。
「しかしタバスコというのもどうにも」
「御前みたいな味のわからない奴が国家元首かよ!」
「私はグルメだ!」
カガリはそう反論する。
「御前みたいにステラやマユの手料理だけで充分な奴とは!」
「ステラもマユも料理は天才的だ!」
完全にシンの主観による言葉だ。
「御前のガサツな料理と一緒にするな!」
「私だってな!」
二人はモニターで喧嘩をしていた。シロー達はそれを呆然として見ている。
「あいつ等どうやって喧嘩しているんだ?」
「乗っている船は違うのによくもまあ」
見ればカガリの背景はクサナギの艦橋だ。シンはミネルバである。二人はそこから互いをけなし合っているのだ。実に奇妙な光景であった。
「ちゃんと料理はできるぞ!」
「だったらいいんだけれどねえ」
「全くです」
そのカガリの後ろからユウナとキサカがぼやく。トダカも一緒だ。
「せめて女の子らしく育って欲しかったです」
「御前等!!」
カガリはその三人の方を振り向いて叫ぶ。
「せめてフォローはしろ!」
「いや、嘘はいけないし」
「そうです」
こんな時だけは正直な三人であった。
「ですからここは抑えてだね」
「もう少し国家元首としての」
「くっ」
それを出されては黙るしかないカガリであった。
「わかった」
「それでね、シン君」
「君もだね」
ユウナとトダカがシンにも注意する。
「もう少し大人になって」
「確かにカガリ様の料理はあれだが」
「まだ言うのね。それ」
タリアがシンの後ろで呆れていた。
「そんなにまずいの」
「少なくとも外見は」
アーサーがそうコメントする。
「かなりのものです」
「それでも食べられるのね」
「最近は」
「けれど酷いのは事実だろ?」
シンもシンで言う。
「あんなとんでもないものよお。そりゃクスハのジュースに比べたら」
「美味しいじゃないですか」
アズラエルが参戦してきた。
「僕はクスハ君のジュースをいつも楽しみにしているんです
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ