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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十六話 シークレット=ミッション
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!?」
一同ダイテツの言葉に顔を向ける。
「敵襲だ。場所はプラント」
「プラント!?」
「まさか」
皆さっきの言葉を思い出して血相を変える。特にザフトの面々は。
「そうだ。どうやら一般居住区及び食糧生産用プラントに向かっているようだ」
「くそっ、奴等だな!」
シンはそれを聞いてすぐに察した。
「グラドスの奴等か!」
「こうしてはいられない」
アスランも言う。
「皆、すぐに行こう」
「ええ、わかったわ」
セレーナが答える。
「皆でね。それでバルマーの奴等を止めるわよ」
「了解」
「それじゃあすぐに」
全員出撃に向かう。その動きは迅速だった。
全艦出撃する。しかも全速力で。
「急ぐのよ!」
タリアが叫ぶ。
「少しでも遅れたらそれで」
「わかっていますよ」
アーサーも真剣な顔で応える。
「家族がいますから、あそこには」
「私もよ」
自分の息子のことを思い出すタリアであった。
「早く戻らないと。本当に」
「父さん!母さん!マユ!」
シンもまた。家族のことを気にかけていた。
「俺は皆を守る為に。だから」
「ああ」
レイが彼の心を受ける。
「わかっている。だが今は」
「焦るなか」
「そうだ」
そうシンに告げる。
「辿り着いてから戦え。いいな」
「わかった」
その程度の分別はもう身に着けていた。彼もまた成長していたのだ。
「よし、じゃあ」
「行こう」
ロンド=ベルはすぐに全軍を以ってプラントへ向かった。最悪の事態を避ける為に。

第十六話完

2007・10・19
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