暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十六話 シークレット=ミッション
[18/22]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
リアスをヴィレッタのヒュッケバインに向けてきた。
「ここで会ったが百年目、覚悟しなさい!」
「おいおい、ちょっと待てよ」
だが二人の間にリュウセイが入ってきた。
「何でそうなるんだよ」
「こいつはバルマーよ!」
そうリュウセイに言い返す。
「そんなのと一緒にいるなんてとても」
「あのな、ええと」
「セレーナよ」
セレーナはリュウセイにも名乗った。
「覚えておいてね」
「ああ。セレーナさんよ」
「ええ」
二人はそのまま話に入った。
「確かにヴィレッタ隊長は元々バルマーだぜ」
「ほら、見なさい」
「だから話は聞いてくれって」
そうセレーナに告げる。R−1をアレグリアスの前にやって。
「けれど俺達の仲間だ。それもずっと」
「ずっと騙されていたっていうの!?」
「だから違うんだよ。俺達とずっと一緒にいたんだよ」
セレーナに言う。
「それでどうしてバルマーの軍を率いるんだよ。無理だろ、そんなの」
「そうですよね」
エルマはリュウセイのその言葉に頷いた。
「セレーナさん、リュウセイさんは嘘を仰ってはいませんよ」
「けれど」
「リュウセイは嘘は言わないわよ」
ここでアヤも言うのだった。
「それにヴィレッタ隊長は前の戦いからずっと私達と一緒だったし」
「それじゃあ」
「顔は同じだったのか」
レビがそれをセレーナに問う。
「ええ、そうだけれど」
「それでは。若しかすると」
「心当たりがあるのか」
「ああ、ある」
レビはライに答えた。
「おそらくそれはクローンだな」
「そういえばバルマーはクローン技術も発達していたな」
ライには心当たりがあった。
「ユーゼス=ゴッツォが使っていたラオデキア=ジュデッカ=ゴッツォのクローン達が」
「それだ。おそらくセレーナが会ったのは」
「じゃあ。あんたは」
「ええ。私には全く覚えがないわ」
ヴィレッタはそうセレーナに告げた。
「第四特殊部隊のことは聞いていたけれど」
「何よそれ」
自分で自分に激しく脱力するセレーナであった。
「全然関係ない人に怒るなんて。御免なさい」
「まあ。クローンなら仕方ねえんじゃねえの?」
リュウセイはそう述べてセレーナを慰める。
「あまり気にしても仕方ねえぜ」
「はあ」
「そういうことよ。だからね」
アヤは明るい声をかけた。
「ロンド=ベルに入るのよね」
「ええ」
その気持ちは変わらない。だから答えることができた。
「そうだけれど」
「じゃあ御願いね」
にこりとした明るい笑みでセレーナに言う。百万ドルの笑みで。
「私はアヤ=コバヤシ」
次に自分の名前を名乗った。
「宜しくね」
「ええ。私はセレーナ=レシタール」
セレーナも名乗った。
「セレーナって呼んで」
「ええ。じゃあセレーナ」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ