暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十六話 シークレット=ミッション
[14/22]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

レフィーナもそれに頷いた。
「そのように。それでは」
「とりあえずはそのまま目の前のバルマー軍に集中してくれ」
ショーンはあらためて皆にそう指示を出した。
「それでいいか」
「了解」
ラウルが答えた。
「じゃあそういうことで」
「わかりました」
フィオナも続く。彼等は今のところはそのまま円陣で戦うのであった。
その謎のマシンは。遂にバルマー軍の後ろまで来ていた。
「さあて、やるわよ」
そこには赤い髪の女がいた。はっきりとわかる美女である。しかもかなりプロポーションがいい。
「敵討ちね」
「はいです」
コクピットに一緒にいる小さなロボットが彼女に応えた。
「セレーナさん、それで」
「一気にいくわよ」
その美女セレーナは一気に突っ込むつもりであった。実際にそうしてきた。
「相手が相手だしね」
「けれどセレーナさん」
「何、エルマ」
セレーナはエルマを名前で呼んだ。
「ここにはあのマシンは一機もいないようですね」
「そうね」
セレーナもそれに頷いた。
「いつも通りの部隊みたいね」
「じゃああれは一体何なんでしょう」
「さあ」
「さあって」
エルマはセレーナの答えがとぼけていたので呆れてしまった。
「無責任な」
「じゃあいきなり襲われてはいわかりましたってあるの?」
そうエルマに問い返す。
「それはないわよね」
「ええ、まあ」
エルマもそれは認める。
「普通はないですよね」
「そうよ。けれどバルマーなのには変わりないから」
「やるっていうことですね」
「さあ、覚悟なさい」
その流麗な目に剣呑なものが宿った。本気であった。
「バルマーには大きな借りができたから」
「敵、気付きました」
ここでエルマが告げる。
「何機か来ます」
「好都合ね」
それがセレーナの返事であった。
「やってやるわよ。さあ」
動きを止めず一気にその数機を屠った。ブーメランによって。
その攻撃は第一特殊部隊からも見えていた。テツヤがそれを見て言う。
「味方なのか?」
「少なくともバルマー軍を攻撃していますね」
エイタはそう答える。
「だとすると」
「いいかしら」
ここでそのセレーナから通信が入った。
「むっ!?」
「あのマシンからです」
「こちらセレーナ=レシタール」
「セレーナ=レシタール」
テツヤはその名前に眉を動かした。
「確か。第四特殊部隊のエキスパートの一人だったな」
「あら、知っていたの」
「ああ。だが第四特殊部隊は確か」
「・・・・・・そうよ」
不意にセレーナの声が曇った。
「全滅したわ。私以外はね」
「そうか。そうだったな」
「それでね。マシンを一機持って来たのだけれど」
「そのマシンですね」
エイタがセレーナに問うた。
「その赤いマシンで
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ