暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十六話 シークレット=ミッション
[12/22]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

「そうなんですか!?」
今の言葉はミズホにとっては大胆と言うにもまだ有り余るものであった。
「そんなまた」
「私達はあくまで弾幕です」
しかし彼女はそれでも同じ様子であった。
「ですから」
「そうですか」
「マシンの援護に専念します」
そうしてまた言う。
「それでいいですね」
「はっ」
ラージが応えた。
「それではそのように」
「はい」
「来たわよ!」
ガーネットが叫んだ。
「うようよとあちこちから」
「それはもうわかってることだしな」
ジャーダは平気な顔を見せている。
「今更言いっこなしだぜ。なっ、ラトゥーニ」
「はい」
「シャインもな」
「わかっています」
二人はそれぞれジャーダの言葉に答えた。
「そういうことだ。ほら、いよいよだ」
話をしている間にさらに迫ってきていた。
「来たぜ来たぜ」
「照準はもういいわよ」
ガーネットは既に何機もまとめてロックオンしていた。それを知らせる音がコクピットの中で聞こえる。
「何時でもね」
「じゃあ撃つぜ!」
ジャーダが叫んだ。
「俺もな!」
「まずは正面から派手に!」
ガーネットがスラッシュリッパーを投げた。
「切り裂いてね!」
「おらおらっ!」
ジャーダはビームを乱射する。それで忽ち数機が消え去ったのであった。
これを合図として戦いになる。迫り来るバルマー軍は彼等の円陣の前に進めなくなっていた。
「何だ、こいつ等」
ユウキは攻撃を浴びせながら呟いた。
「あまり大したことはないな」
「まあ今は無人機ばかりだしね」
カーラが彼に応える。
「こんなもんでしょ」
「そうか」
ユウキはそれに納得するのであった。
「じゃあ余計に」
「どうするの?」
「派手にやるか!」
そう言って攻撃の速度を速くしてきた。
「撃墜数じゃ負けないぞ!」
「何言ってるのよ!」
それにカーラも乗ってきた。
「またあたしが勝つんだからね!」
「今度は俺が勝つ!」
だがユウキも負けてはいない。
「負けてたまるかよ!」
「こっちこそ!」
「あの、ちょっと二人共」
リョウトは熱くなる彼等に声をかけた。
「あまり熱くは」
「いいじゃない、別に」
それに応えるのはリオであった。
「どうせ戦いだし」
「だから戦いだから」
リョウトは彼女にも言う。
「軽率なことは」
「大丈夫よ」
リオの今の言葉は一見すると軽率なものであった。
「あの二人ならね」
「そうかなあ」
「それよりもリョウト」
今度はリオが彼に声をかけてきた。
「何?」
「私達も競争しない?」
にこりと笑ってこう提案してきたのだった。
「競争ってまさか」
「そう、そのまさか」
笑顔はそのままである。
「それでいいかしら」
「そんなのはやっぱり」
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ