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【完結】剣製の魔法少女戦記
第一章 無印編
第九話        『修行とフェイトとの出会い』
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まだなのはは意識的に――魔法全般だけど――すぐに発動させられる程まだ腕はない。
だから無意識だけでなく意識的にでも咄嗟にプロテクションが展開できるように努力ね。
後、今後のプラン次第ではプロテクションの強化もした方がいい。いいわね?」
「はい!」

「次、これはちょっと重要になってくるけどフィア達と話し合った結果、おそらく彼女はスピード重視の魔導師。
だから今のスピードに加えて移動系の魔法を使用してくる事が想定されるわ」
「お姉様の縮地法には及びませんけどね」
「「しゅくちほう…?」」
「あ! フィア!?」
「あ…ごめんなさいお姉様。で、でもこの間なのはさんを助ける時に使用した時は凄かったですから…」
「はぁ…まぁいいわ。縮地法っていうのはね…?」

シホはえらく疲れた表情をしながら二人に武術の奥義の『縮地法』とあの時彼女に喰らわした『浸透勁』の説明をした。
すると二人ともすごい驚いた表情をした。

「そんな技術がこの世界にあるんですか!?」
「…ええ。って、いうかあなた達の世界はフィアに聞いた限りでは魔法に頼りすぎな点があるから。
それとあの時はバリアジャケット越しに通用するか試してみたけど問題なく使えたわ。
でもこれに関してはフィアはともかく二人には向いてないからこの話はもうおしまい。
さ、話を続けるわよ?」

シホが話を再開したがユーノはフィアットに思念通話で、

《…まさかフィア。シホに武術とか習っていたりしない?》
《よくわかったね。うん、兄さん達には内緒で前からお姉様に色々教えてもらっているわ。
今では縮地の簡易版だっていう瞬動術を少しだけど出来るようになってきたの》
《はぁ…ほんとにフィアは接近戦向きだね》
《当然よ。兄さんと違ってサポート面は性に合わないからね。今ならもう師匠に勝てる自信すらあるわ!》
《…そ、そうなんだ》

二人がそんな会話をしている間にも話は進行している。

「とにかく多分彼女も使ってくると思うから移動系の魔法もなにか習得しておきなさい。
レイジングハートにそこら辺は相談しておくのね。
後、対象を捕縛するバインドは必ず覚えること。」
「うん!」

「そして次に厄介なのは杖を鎌状に変化させて使うタイプ…あのバルディッシュっていうデバイスが発していた発言から『サイスフォーム』。
あれは幻惑の類に入る魔法だからさっきも言った通りあまり接近戦はお勧めしないわ。
加えてそれを切り離して飛ばしてくるから回避行動は必須ね。よってこれを喰らわないためにもさっき言った移動系の魔法の習得も頑張りなさい。
これで一応彼女に対しての魔法対策は終わり。
あ、そうそう…なのは?」
「ん? な、に………えっ?」

シホは突如ナイフを投影してなのはの目の前にかざ
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