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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpilogueYマイスターだ〜い好き?byアギト&アイリ
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」
「ありがとー♪」
アギトお姉ちゃんが汲んで来たお湯で泡を洗い流した。えっと、次が・・・「髪の毛を洗うね」お湯に濡れてキラキラ輝く銀色の髪を見る。
「髪もか? じゃあ解かないとな」
「うん。っと、洗髪剤を手に取ってっと・・・」
「あ、髪はあたしが洗う。アイリはもういいよ。自分の体や髪を洗ってて」
いきなりアギトお姉ちゃんが洗髪剤を横取りしてきた。アイリ自身の髪や体を洗えって言われたけど、アイリ、自分の髪を洗えないんだよね。いつもはシャマルやシュリエル、エリーゼやアンナとかにも洗ってもらうんだけど、今日はもう洗ってくれる人が・・・あ。
「マイスター、アイリの髪の毛、洗ってくれる?」
「ん? はは、アイリの髪も結構長いからな。いいよ。それじゃあ先に体を洗っていてくれ」
「うんっ」
タオルを泡立てて右腕からゴシゴシ洗い始めたら、「アイリばっかりズルい」アギトお姉ちゃんが文句を言ってきた。するとマイスターは「アギトも自分で髪を洗えないのか? なら洗ってあげよう」って言った。確かアギトお姉ちゃんって自分で髪を洗えたはずだけどね。でもそれを言ったら後が怖そうだから、言わないでおこうっと。
それからマイスターに髪を洗ってもらって、アイリとアギトお姉ちゃんはとっても満足なのでした♪
今日、アギトお姉ちゃんと一緒に色々やってみて判ったことは、アイリはとっても幸せだってことだね。これからもこんな楽しい時間が送れると思うと、アイリはすっごく嬉しい♪
「マイスター」
「うん? どうしたアイリ?」
「アイリね、マイスターの事がだ〜い好きっ?」
「あ、あたしもマイスターのこと、大好きだからっ!」
「・・・・ありがとう、アギト、アイリ。私も2人が大好きだよ」
ドライお姉ちゃん。アイリとアギトお姉ちゃんは今とっても幸せだよ。
†††Sideアイリ⇒オーディン†††
「「すぅすぅ・・・」」
ベッドの上で静かに寝息を立てているアギトとアイリを眺める。今日は一日手伝いを頑張ってくれたからか、布団を被ってからそう時間が立たずに眠った。
「今日はお疲れ様」
眠っている2人に労いの言葉を掛けつつ、開け放たれた窓枠に腰掛けてホットミルクを飲む。今日は月が明るい。窓から吹き込む温かな風に靡く後ろ髪を押さえ、あとどれくらいこのままの生活を送れるかを思う。
イリュリア戦争が終結してから2ヵ月と少し。ベルカの反対側では今もなお戦争を続けている国が在ると聞く。イリュリア戦争の影響下にあって、なおかつシュトゥラの戦力(実質私たちグラオベン・オルデン)の反攻を恐れている国々は今、ほとんどが休戦状態。
「私が居なくなったら、また戦争が起こるんだろうな・・・・」
そう思うと、や
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