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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpilogueYマイスターだ〜い好き?byアギト&アイリ
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ョンと飛び跳ねてマイスターに抱きついた。するとマイスターは「あはは、仕方ないなぁ」ってあたしも一緒に抱きしめてくれた。
それからだけど、アイリはずっとマイスターの服を摘まんで離さなくて、マイスターが移動するたびにちょこちょこついて回ってた。まぁ、あたしもアイリと同じようにしていたけど。だって1人だけ仲間外れってヤだもん。で、その日の夜。マイスターとあたしとアイリの3人部屋で、マイスターが居ない時を見計らって、
「ねえ、アイリ。ちょっといい?」
「なぁにぃ〜? アギトお姉ちゃん」
大きくてフカフカな寝台の上に寝転がってるアイリに尋ねる。あの寝台で、あたしは毎晩マイスターやアイリと一緒に眠ってる。今お風呂に行ってるマイスターが戻って来たら、今日もまた一緒に寝るんだ♪
「あたし達って、いつもマイスターに何か貰ってばかりでさ・・・」
「・・・うん。だね。それで? アギトお姉ちゃんは何を言いたい・・って言うより――」
「何かをしてあげたい・・って思ってる。マイスターの事だから何も気にしてないって思うし、気にしないで良いよって言うと思うけど・・・」
マイスターは何かを貰うより与える方だ。アイリも「そうだよね。欲が無いって言うか」って同意してくれる。でも「お礼、みたいな事やりたい」そう強く思う。するとアイリは「じゃあやろう!」って寝台から飛び降りて、鏡台の椅子に座ってるあたしのところに来た。
「でも何をすればいいのかなぁ・・・?」
「そうだよね〜・・・」
「「う〜〜ん・・・」」
マイスターが喜んでくれる事を、アイリと一緒に考える。でも何か答えが出る前に「アギト、アイリ、2人揃って何を唸っているんだ?」マイスターがお風呂から戻ってきた。いつもはサラサラで長い髪だけど今はお湯で濡れていて、マイスターは濡れた髪をタオルで拭いてた。
「アギトかアイリ。すまないけど、櫛を取ってくれ」
「あ、うん」
アイリより先に鏡台の上に在る櫛を手に取って、「はい、マイスター」マイスターに手渡す。あたしに「ありがとう」お礼を言ったマイスターは櫛で髪を梳かしながら、熱の魔導で髪を乾かす。先にお風呂から上がったあたしとアイリにもしてくれた。梳かしてもらっていると、気持ち良くてウトウトしちゃう。
『アイリ。また明日、話して決めよう』
『うん』
思念通話でアイリとそう決める。そういうわけで今日は、
「お休み。アギト、アイリ」
「「お休みなさ〜い♪」」
寝台の上。マイスターが中央、あたしは右、アイリは左に並んで眠る。みんなが良い夢を観れますように。そして明日も良い日でありますように。
†††Sideアギト⇒アイリ†††
チュンチュンって小鳥の鳴き声で「んにゅ・・・?」目を覚ま
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