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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-11 transfer students
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込んでしまっていたようだ。
途中の記憶がないが、気にしなかった。
「では、まず山田君と試合をしてもらう。――――鳳、オルコット。」
頑張って来い、と。軽く応援して、考える。
もう麗矢には時間がないのかもしれない。
最後の任務を遂行するしかないのか。
だが、これだけはやりたくない。今更、世界最強を敵に回してどうしようというのだ。あの屑どもが考えることは分からない。
任務期間は一年。
一年生が終わる前に何とかしないといけなかった。
この任務『織斑一夏の誘拐。または暗殺。』を。
ふと上を見ると、鈴とセシリアが仲良く墜ちていた。
まあ、あれくらいがコンビネーションのできない即席タッグの基本で、当たり前だ。
真耶が生徒を注目させ、戦闘中の凛々しさは無くなっていたが、それでも何とか指示を出していく。
「じゃあ、専用機持ちが生徒たちにISの歩行訓練をしてください。」
これは困った。
麗矢は感覚で動かしている節があるので人に教えるのは苦手なのだ。超論理派のセシリアがいればいいのだが……期待できそうにない。
諦めて何とか教えていく。
「んじゃ、一人づつ装着、歩行、脱着までやってくれ。脱着するときはしゃがんで、頼むから面倒事は増やさないでくれ。」
一人ずつやっていく。なかなかいい感じだ。――――女子の声が響く。
麗矢は反射的にその声のもと、一夏の班を見ると――――お姫様抱っこをしていた。
どうやら、前の人が立ったまま脱着したためつけられなかったようだ。
……後ろから視線を感じる。
何と言われようとも絶対にあれはやらないっ!と決めて、振り向くともうたったまま解除していた。
――――一夏のやつめ、面倒事を増やしてくれやがって……
結局やるはめになった。
どれもこれも一夏のせいだ。
絶対に後で愚痴ってやる。
麗矢はこの行き場のない憤りを一夏にぶつけてやろうと決めた。
いつかは――――放課後の訓練に飛び入りで参戦して、実戦形式の試合で叩きのめしてやる。
仕返しのやり方と時間を決めた。
◯
放課後。
一夏への仕返しを終えた麗矢は、屋上にいた。
西の空はまだ明るいが、東の空はもう暗かった。日の入りも近い。
こんな時間に屋上へ来た理由は呼び出されたからである。
「ようやく来たか。」
「……単刀直入に聞く。」
麗矢を呼び出した人物――――織斑千冬は殺気立ちながら麗矢を睨む。
一夏の護衛を任されている麗矢。だが、それと同時に――――
「お前はまだ……亡国企業にいるのか?」
一夏の暗殺を任されている。しかも、それ以前に麗矢は一夏を誘拐してその時に千冬
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