第十五話 血の狼煙
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れど」
ここにも超人がいたのだった。
「まあ大丈夫だと思っておこう」
バルトフェルドはかなり強引に場を収めにかかった。
「運がよければ彼も助かる」
「運がよければ、ですか」
ダコスタがそれに突っ込みを入れる。
「またそれは」
「人間一番肝心なのはそれさ」
バルトフェルドの人生哲学であった。
「そもそも運がいいからこの世に生まれたんだしね」
「はあ」
「じゃあアンディ」
アイシャがバルトフェルドに囁きかけてきた。
「私達も運がよかったから」
「こうして巡り合えたのさ」
「皆さん御安心下さい」
ここでラクスが言う。
「クォヴレーさんは私がこの身にかえて看護致しますので」
「これはいよいよ」154
「駄目かも知れないわね」
皆ラクスの清らかな笑みを見て覚悟を決めた。何気に今生命の危機に立っているクォヴレーであった。
第十五話完
2007・10・10
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