暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十四話 虚空からの転生
[8/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いえ」
「いや、確かにその通りだ」
ヤンロンが言った。
「ゼダンには元々備蓄が少ない」
「そうだったんだ」
リューネは言われて気付いた。
「全然わからなかったけれど」
「言われてみればそうね」
テュッティも真顔で述べる。
「むしろアクシズに多くて」
「そうですね。アクシズは多いです」
エリスはそれを知っていた。
「やっぱりそちらに拠点を移すべきでは?」
「宇宙の拠点か」
ゲンナジーはそれを聞いて呟く。
「そうだな」
「ゲンちゃんもそう言ってるし」
ミオも同じ考えであった。
「それで行く?」
「けれどですね」
ザッシュが突っ込みを入れる。
「ここは他の設備も整っていますし」
「そうなんだよな」
マサキがそれを聞いてぼやく。
「ここが一番いいんだよな。整備だってな」
それは当然であった。ゼダンはティターンズが拠点とした一大軍事拠点である。ア=バオア=クーだけでなくルナツーまで置いておりその設備の充実は連邦軍の基地の中でも屈指だ。だから彼等も今ここにいるのだ。
「ここ以外にはなあ」
「一応補給を頼んでおく?」
シモーヌが提案してきた。
「グローバル艦長に頼んで」
「そうだな」
マサキはそれに頷いた。
「やっぱりそれだろ」
「わかったわ。じゃあそれでね」
「ああ」
こうして補給を頼むことになった。その間彼等は特に軍事行動をしないことになった。その間にもすることもあった。
「そう。問題はないのね」
「ああ」
アイビスはスレイの言葉を聞いていた。
「検査の結果は。何もなかった」
「ただの記憶喪失か」
「間違いないらしいぞ」
スレイはまたアイビスに告げる。
「赤木博士とサコンが調べた結果だ」
「スパイじゃないのか、あいつは」
「そうみたいね」
ツグミがそれに頷く。
「まずは一安心ね」
「そうだな。けれど」
それでも疑念は完全には消えていなかった。
「まだあるな」
「そうだ」
スレイもそこを指摘する。
「あの男の機体も。全て謎だ」
「あれは。一体何なんだ」
クォブレーの乗る機体だ。正体は依然不明のままだったのだ。
「見たこともない。けれど」
「何処かで見た」
「それはわからない」
三人はそれぞれ述べる。
「不思議なことにな」
「クォブレーだってそうだよ」
アイビスはクォブレーについても言及した。
「いきなり出て来て。何者だ?」
「スパイじゃないってわかっても」
「素性はわからないままだ」
ツグミもスレイも言う。そうなのだ。
「しかもゲートから来たんだよね」
「うむ」
スレイはまたアイビスに告げる。
「エクセリヲンと同じだ」
「考えたくはないけれどそれは」
「バルマーね」
ツグミは言いにくいことをあえて口にしてみせた。
「一番考え
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ