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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十四話 虚空からの転生
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「ああ。トウマ=トオミネ」
フルネームも教える。
「宜しくな」
「ああ。俺はクォブレー」
彼もそれを受けて名乗った。あらためて。
「クォブレー=ゴードンだ」
「そうか。いい名前だな」
「そうなのか」
「少なくとも俺はそう思う」
彼は自分の感覚に素直に従って言うのだった。
「あんた他には何もわからないんだよな」
「ああ」
彼もそれを認める。
「今わかっているのは。それだけだ」
「じゃあ。今から探せばいいさ」
「探すのか」
「そうさ。自分が何かってな」
笑って彼に告げる。
「探せばいいだけさ。時間はあるんだしな」
「わかった」
あらためてその言葉に頷いた。
「じゃあそうしよう」
「ああ。じゃあここでの戦いもそろそろ終わりだしな」
もう敵はいなくなっていた。もう少しであった。
「後でゆっくり話そうぜ」
「わかった」
戦いは程なくして終わった。ロンド=ベルはクォブレーを収容してゼダンに戻った。そしてそこで詳しい検証と話をするのであった。
「予想通りかしらね」
最初に言ったのはセニアであった。
「やっぱりあそこからバルマーが出て来たわね」
「じゃああれはやっぱりバルマーのものなのかよ」
リュウセイはそう言った。
「だったらあそこからどんどん」
「可能性は高いな」
ライはクールな声でこう述べた。
「現にあのゲートから出て来たのだしな」
「問題はそれが何処につながっているかよ」
アヤはそこを問題視していた。
「バルマー本国とつながっていたら」
「笑い事では済まなくなる」
レビの言葉も杞憂ではなかった。
「バルマーの戦力はわかっていると思うが」
「ああ」
リュウセイはレビのその言葉に頷いた。
「マーグの艦隊みたいなのが幾つもあるんだったな」
「五つよ」
ヴィレッタが告げる。
「それぞれ七個艦隊を基本としてね」
「合計三十五個艦隊」
「洒落じゃ済まないわね」
ヤンロンとリューネも険しい顔を見せていた。
「あのラオデキア艦隊みたいなのがか」
マサキは顔を深刻にさせていた。
「随分てこずったってのによ」
「あの艦隊はまた特別だったのよ」
ヴィレッタはそう皆に説明する。マサキだけではなく。
「そうなのかよ」
「ええ。あの艦隊はね」
また皆に告げる。
「特別規模が大きかったのよ」
「それはどうしてだったのだ?」
リンが彼女に問う。
「あれだけの規模だったのは」
「ユーゼスの政治力故だったの」
それが答えであった。
「あいつのか」
「ええ。彼の政治力があれだけの戦力を集めていた」
それが理由であった。
「一個方面軍規模のものをね。ラオデキアだけではとてもああはならなかったわ」
「ラオデキアだけではか」
皆オリジナルのラオデキアのことを思い出してい
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