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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十三話 ゲート
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よ」
「大変だったんだからさ」
「で、そんなのが来るんだね」
トールはふとした感じで言う。
「・・・・・・大変なんてもんじゃないよな」
「いや、普通に死ぬから」
イーノが彼に突っ込みを入れた。
「実際に死ぬかと思ったし」
「またトール死ぬのか」
「俺だけじゃないぞ、それって」
トールはカズイに突っ込みを入れる。
「皆死ぬじゃないか、それだと」
「そうか」
「そうかじゃないだろ。宇宙怪獣なんて本当に来たら」
「けれど何時かは絶対に来るわよ」
ミリアリアはさりげなく誰も見たくない現実を口にした。
「間違いなく」
「だからそれは言わない約束でしょ」
ルーが突っ込みを入れる。
「考えたくないし」
「けれどミリィの言う通りだな」
サイは理知的に述べる。
「宇宙怪獣が太陽系に迫っているのは事実だしな」
「じゃあ倒すだけだ」
シンは相変わらず強気だった。
「それだけだ。簡単なことだ」
「確かにそうですね」
フィリスはシンのその言葉に頷いた。
「彼等の場合は倒さないと私達が滅んでしまいますし」
「生きるか死ぬか」
エルフィもそれを言う。
「それだけね」
「だとしたら確かに簡単だね」
ジャックは二人の言葉を聞いてこう述べた。
「戦うしかないんだから」
「それでだ」
ミゲルはここで問うた。
「あのゲートから宇宙怪獣は実際に来そうなのか?」
「来ると考えた方がいいが」
アスランはあえて最悪の仮定を出した。
「実際はどうなのか」
「じゃああんた行ってね」
フレイはさりげなく酷いことを言う。
「いざという時は」
「俺一人でか?」
「まさか」
流石にそれはなかった。
「皆と一緒よ、その時は」
「ならいいが」
「そうじゃなかったらあんたでも辛いでしょ?」
「否定はしない」
真面目に告げる。
「億単位の数だっていうから」
「億、か」
さしものハイネの顔も曇る。
「尋常じゃないな」
「バルマーでもそんなに多くないですよね」
シホが呟く。
「今までそんな数の相手と戦ったことは」
「あったら怖いぞ」
カガリがシホに突っ込みを入れる。
「精々万単位にして欲しいものだ」
「ところがそうはいかないんだ」
コウがカガリに告げた。
「本当にそれだけの数が来るから」
「覚悟はしておいて」
クェスも言う。
「大変なのはね」
「あとバルマーもいるし」
キラは彼等のことも考えていた。
「大変な戦いになるね、宇宙でも」
「いや、諸君」
あれこれと話す若者達のところにそのタシロが来た。
「艦長」
「本当にタシロ艦長ですね」
「他の誰に見えるんだい?」
まだ驚きを隠せない彼等に笑って言葉を返した。
「私は私だ。ちゃんと生きているぞ」
「そうですよね」
「けれど」

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