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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十三話 ゲート
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パイロットか」
最初にエイジに声をかけたのはデビットだった。
「うん、そうだけれど」
「成程ね。あまり強そうには見えないわ」
「ちょっとデビット」
シモーヌが彼を注意する。
「いきなり初対面の人に何よ」
「いや、本当によ」
それでも彼は言うのだった。
「何か線が細いっていうかな。まあバルマーだからって特に何も思わないけれどな」
「へえ、そりゃまた何でだい?」
チャックが彼に問う。
「いや、そんなのロンド=ベルじゃ普通だって聞いたからさ」
それがデビットの答えだった。
「それに」
「それに?」
今度はボーマンが声をあげた。
「地球にはもっととんでもないのがいたしな」
「またあいつ等かよ」
ムウはそれを聞いてそのとんでもないのが何なのかすぐにわかった。
「何処でも暴れてやがったんだな」
「俺のところに来たのは命の鐘の十常侍だ」
「またすげえのが来たな、おい」
これには流石にロウも言う。
「大丈夫じゃ・・・・・・なかったよな」
「何か訳がわからないままに基地が破壊されちまったよ」
何処も同じだった。十傑集の前では普通の兵器では太刀打ちできない。
「あいつが鐘を鳴らしてな。命の鐘の響きなり!とか叫んで」
「あっという間だったわ」
「気付いた時にはもう」
シモーヌもロアンも言う。
「完全に破壊されて」
「それで僕達ずっとテストパイロットしていました」
「君達も大変だったんだね」
ユウナにとっては他人事ではなかった。
「自分達の基地がそんな目に遭って」
「ええ、まあ」
ロアンがそのユウナに答える。
「そういえばオーブも一度」
「施設の一割が完全に破壊されたよ」
オーブの雑務のほぼ一切を取り仕切るユウナにとっては思い出したくもないことであった。
「たった一人にね。白昼の残月に」
「そうでしたね。それで」
「正直ねえ。ザフトより損害が出たんだ」
「本当ですか!?」
「残念ですが本当です」
キサカが沈痛な顔で答えてきた。
「あの時のことは思い出したくも」
「そうですか」
「大変だったんだ、オーブも」
「そうなんだよな、あの変態共はよ」
デビットは忌々しげに言う。
「コーディネイターとかそんなの全然気にならねえ位だ」
「俺達でもあんなことできるかっ!」
「おいおい、ありゃそもそも人間かどうかすりゃ怪しいだろうが」
イザークとディアッカがすぐに突っ込みを入れる。
「何処の世界にあんな忍者がいる!」
「あんた等宇宙から生身で攻撃出せるか?」
「まさか」
「そんなことができるのは」
「そういうことだ」
イザークはそうでビット達三人に告げる。
「あれと比べたら何者もな」
「普通人だぜ。単に生まれた星が違うだけだ」
「そうよね」
「その通りです」
シモーヌと
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