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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十一話 炸裂!!ライジング=メテオ
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うのだった。
「貴女もね」
「トウマが見せてくれるんですね、私に」
「ええ」
その言葉にこくりと頷いてみせた。真剣な顔で。
「貴女に。そして」
「そして?」
「私達にもね」
「ミナキちゃん」
リツコもミナキに声をかけてきた。
「人間の力はね、馬鹿にはできないわ」
「そうなのですか」
「それが今からわかるから」
そう告げるのだった。
「私達がロンド=ベルで学んだこと」
ミサトはモニターに映る雷鳳を見ながらまた言った。
「それは人間の持っている力の素晴らしさよ」
「人間の持っている、ですか」
「それが今からわかるのよ」
またリツコが言った。
「今からね。さあ」
「はい」
ミナキも腹を括った。そのうえで頷く。
「それを今から」
「さあトウマ君」
リツコがモニターのトウマに声をかける。本人に聞こえていないのを承知で。
「見せてもらうわ。貴方の、そして」
「人の力を!」
ミナキの言葉だった。今トウマは己の全ての力を引き出すのだった。
「決めてやる・・・・・・」
構えを取る。その中で力を溜める。
「行くぞフローラ!」
その力を今解放した。
「ライジングメテオ!」
突進する。光となってフローラの移動要塞に向けて突き進む。
「ムッ!?」
「せいせいせいせいっ!!」
派手な攻撃を繰り出しはじめた。
「これで・・・・・・」
「何っ!?」
フローラですら捉えきれない動きだった。一方的な攻撃を受けダメージを浴びながらもどうすることもできなかった。トウマはその間にさらに攻撃に移ってきた。
「終わりだーーーーーーーっ!せいやーーーーーーーーーーっ!」
光が貫いた。移動要塞は虚しくその動きを止めたのだった。
「何だとっ!?」
「フローラ様!」
部下が報告する。
「要塞は最早移動不可能です!」
「何だと!?」
「早くお逃げ下さい。このままでは」
「しかしだ!」
「ですが!」
部下はそれでも退こうとしないフローラにまた言った。
「このままでは」
「くっ、致し方あるまい」
フローラも遂に認めた。敗北を。
「全軍撤退だ。戦力の回復に務める」
「はっ」
こうして彼等は撤退した。百鬼帝国、邪魔大王国の大攻勢はロンド=ベルの堅固な防御の前に空しく敗れ去ったのであった。
戦いは終わった。ミナキはすぐにトウマのところに来た。
「トウマ!」
「ミナキ」
「まさか本当に」
彼女は驚きを隠せなかった。まさか本当に成功するとは思わなかったからだ。
「貴方が雷鳳を」
「ああ、システムLIOHがなくても俺はやれる」
トウマは強い声で応える。
「絶対にだ。あのライジングメテオで」
「ええ。それに」
「それに?」
「システムLIOHだけれど」
ミナキはシステムLIOHについてまた言及
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