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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十一話 炸裂!!ライジング=メテオ
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よっし!」
マサキは攻撃を決めてガッツポーズをする。
「これでかなり違うぜ!」
「やってくれたぜマサキ!」
甲児がそのサイフラッシュを見て声をあげる。
「今だ甲児君鉄也君!」
そして大介が言う。
「総攻撃だ!」
「わかったぜ大介さん!」
「やりましょう、今こそ!」
三機のマジンガーが派手に周りに向けて炎や雷を放つ。これでまた敵はその数を大きく減らしたのだった。
包囲されてもなおロンド=ベルは戦力で敵を圧倒していた。それはフローラもよくわかっており彼女も歯噛みするしかなかったのであった。
「おのれ、このままでは」
「フローラ様、こちらの戦力が四割を切りました」
「もうか」
「はい、既に左右の軍は壊滅」
見ればその通りだった。満を持して送り出した軍はもうその体を為してはいなかった。
「そして主力もまた」
「これ以上の戦闘は無理か」
「残念ですが」
部下は苦い顔で報告する。
「最早。適わぬかと」
「くっ」
フローラはそれを聞いてあらためて歯噛みした。
「今動員できる戦力の全てを出したというのにな」
「はっ」
「百鬼帝国のそれも」
この戦いには邪魔大王国も百鬼帝国もその戦力の全てを動員していたのである。だがそれでも今のロンド=ベルを倒すことは適わなかったのである。これが無念だったのだ。
「敗北か」
「如何為されますか?」
部下はそうフローラに問うた。
「まだ戦われますか、それとも」
「まだだ」
フローラはまだ諦めてはいなかった。
「せめて」
「せめて?」
「あのマシンだけでも」
目の前の雷鳳を見据えていた。
「倒しておく。いいな」
「わかりました。それでは」
「前に出る!」
自身の乗る移動要塞を前に出させる。
「あのマシンだけでも手土産にするぞ!」
「はっ!」
そのまま雷鳳に突っ込む。それはロンド=ベルにもわかった。
「トウマ!」
宙がトウマに声をかけた。
「来たぞ!フローラだ!」
「ああ!」
トウマもそれに応える。
「狙いは俺か!」
「いいかトウマ!」
ここで鉄也に彼に声をかける。
「今こそ特訓の成果を見せる時だ!」
「わかった!」
それに応えて何かを外した。
「あれは」
「パワーリストとパワーアングルね」
ミサトがミナキに言う。ミナキはミサト、リツコと共にグラン=ガランの艦橋にいるのだ。
「どうやら」
「そんなものを身に着けて戦っていたんですか」
「全ては力を引き出す為よ」
ミサトは腕を組んだ姿勢でそうミナキに説明した。
「雷鳳の力をね」
「そうだったんですか。それで」
「見ておきなさい」
あらためてミナキに対して言う。
「彼の頑張り、そして真の力を」
「真実の力・・・・・・」
「言い換えるなら人間の力よ」
ミサトはこうも言
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