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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九話 立ち上がれ!勇気ある者達
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普通のドリンクを出してきた。
「飲んでからまたはじめればいい」
「わかった。じゃあな」
ドリンクを手に取ろうとする。だがそこでミナキがやって来た。
「ミナキ!?」
「トウマ・・・・・・」
ミナキはトウマを見て不安な顔を見せてきた。
「何か」
「いえ、何もないわ」
口ではそう言っても表情は違っていた。
「ただ。貴方は」
「俺は?」
「・・・・・・いえ、何もないわ」
やはり言わない。
「それじゃあ」
「あ、ああ」
暗い顔のミナキを見送る。トウマはう浮かない顔でそれを見送ってから言うのだった。
「やっぱり俺のせいか」
「自覚しているのか」
「ああ、正直な」
彼もまた暗い顔になって述べる。
「俺がシステムLIOHの力を完全に引き出していないからな」
「それはそうだな」
鉄也もそれは認める。
「そうか、やっぱりな」
「しかしだ」
彼はそのうえで言うのだった。
「御前は少しずつだが引き出していっている」
「少しずつか」
「そうだ、だからそれは安心していい」
微笑んで彼に述べた。
「少なくとも俺はそう思っている」
「悪いな」
「俺もだぜ」
「僕もだ」
甲児と大介も言ってきた。
「だから安心しなって」
「君はよく戦っている。貴重な戦力だ」
「そう言ってもらえると助かるぜ」
「まあそうですね」
それはアズラエルも認める。
「トウマ君はよくやってくれていますね」
「あんたが素直に認めてくれるなんてな」
「ふふふ。僕は素直なんですよ」
アズラエルは楽しそうに笑って述べてきた。
「時と場合に応じて」
「じゃあ全然だめじゃない」
「そうね」
さやかとジュンがそんな彼に突っ込む。
「まああんたに素直なんて」
「求めないけれど」
「また随分ボロクソですね」
マリアとひかるにも言われてどうにも格好がつかなくなっていた。
「僕はトウマ君に関しては結構誠実であるつもりですが」
「何の魂胆があるんだよ」
そのトウマにまで言われる。
「あんたがそう言うなんてよ」
「まあ些細な理由です」
楽しそうな笑みを戻して述べてきた。
「実はですね」
「実は?」
「宣伝をしてもらいたいのですよ」
そう述べてきた。
「宣伝!?」
「実はうちのグループのスポーツ部門のですね」
「あんたんとこそんなのもあったのかよ」
軍事だけかと思えばそうでないのでびっくりであった。
「何を言いますか。今時軍需産業なぞ」
「何なんだ?」
「大した実入りがないのですよ」
「実入りがないのかよ」
「そうですよ」
トウマの問いに平然と答える。
「莫大な設備と技術投資と維持費がかかる産業ですがそれでも」
「需要が限られているな」
凱が答えてきた。
「どうしても」
「そういうことです。ですか
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