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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第九話 立ち上がれ!勇気ある者達
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フレイもまた叫んだ。
「思いやりとかないの!本当に!」
「そんなことよりお父様のシステムLIOHは!」
どうしてもわかろうとしない。
「使いこなせる人がいないと駄目なのよ!」
「ああ、そう」
いい加減フレイも呆れだした。それでも言う。
「そんなに大事なのならね!」
叫ぶ。これまでになく。
「自分で乗りなさいよ!」
「それができていたらそうしてるわ!」
身勝手な言葉は続く。
「トウマが駄目だから降りてもらうだけじゃない!それで何でここまで!」
「わかっていないのなら自分に聞け!」
「そうだそうだ!」
本気で怒ったシンとディアッカが叫んだ。
「あんた何だ!?黙って聞いてりゃ好き勝手なことばかり言ってよ!」
「じゃあトウマさんは何なんだよ!」
「不適格って言ってるだけじゃない!」
「そうか、あくまでそう言うか」
イザークも激しい憤怒をその目に見せてきた。
「あんたは。人の優しさがないんだな」
「何でそうなるのよ」
「・・・・・・そうとしか思えないな、俺には」
イザークは言う。
「はっきり言おう!あんたは人間として最低だ!」
「何よそれ!」
「こっちからあんたみたいなのは願い下げだ!」
「思いやりがここまでないなんてな」
オデロもトマーシュも言うのだった。
「一つ言っておくさ、あんたに」
ディアッカがミナキに告げた。
「優しさもわからない人間に誰かを守ったり救ったりはできないぜ」
「ましてや人の心を踏み躙っても平気な人間にはな!」
「どうしてそうなるのよ!」
ミナキは皆に言われて困惑する。しかしそれでもわかろうとはしない。
「私が。どうして」
「ちょっと皆さん」
見かねたニコルが口を開いた。
「落ち着きましょう。けれど」
そのうえでミナキに彼も言う。
「ミナキさん、やっぱりトウマさんは」
「絶対に駄目よ!」
それでもミナキは拒む。頭から何もわかろうとせず。
「適正ないのにどうしてよ!」
「まだ言うかあんたは!」
「だからシンも!」
シンはキラが止める。
「落ち着くんだよ!」
「じゃあキラ!」
シンは自分を止めるキラに対して問う。
「御前はどう思ってるんだ!このままじゃトウマさんがあんまりだろ!」
「わかってるさ。けれど」
キラもシンと同じ考えだった。だから彼のことはわかる。
「ここでミナキさんに言っても。それは」
「それでもだ!」
「そうだ!」
カガリも入る。
「ミナキ!あんたこそ出て行け!」
「何でよ!」
ミナキはその言葉に真っ青になりカガリに言い返す。
「どうして私が!」
「人を追い出す奴は自分もそうなる!」
カガリはそう言い放った。
「因果応報だ!覚えておけ!」
「全くだぜ!」
ケーンも言い捨てた。
「こんな思いやりも何もねえと
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