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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七話 インスペクター四天王
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あ、それそれ」
ヒカリに対して答える。
「あの十三番目の奴な。無口なせいかね」
「あはは、流石にあそこまで変じゃないですけれどね」
敵だと思って滅茶苦茶言う。
「けれど似てるかも」
「ゴルゴはゴルフをして負けてゴロ寝」
「イズミよお、久し振りで悪いけどもう強引過ぎて訳わからねえよ」
「そもそもあの方ゴルフはされましたっけ」
ルリがリョーコの突っ込みの後で問う。
「どうでした、ハーリー君」
「さあ。スポーツはしないんじゃ」
問われたハーリーが答える。
「そもそも趣味自体不明ですし」
「ですね。他の人の漫画じゃいつも虐められていますし」
何故かルリはそこまで知っている。
「滅茶苦茶変な人ですし」
「変ってものじゃないですよね、あれは」
メグミも話に入る。
「有り得ないっていうか」
「それで作品の中じゃモテモテだけれど」
続いてハルカも。
「あれがわからないのよ」
「何か漫画の話で盛り上がってるのかい?」
アギーハがナデシコの女性組の盛り上がりを見て声をかけてきた。
「いいねえ、漫画は。漫画は最高の文化だよ」
「そうだな」
メキボスも笑顔で彼女の言葉に頷く。
「リリスの生み出した退廃の極みだ。そうだな」
「あ、ああ」
アスランは敵に話を振られ戸惑いながら答える。
「そうだな」
「あんた名前は?」
メキボスはアスランに名前を尋ねてきた。
「よかったら教えてくれないか」
「アスラン=ザラ」
アスランは素直に名乗り返した。
「これでいいか?」
「ああ。変なものだな。初対面だってのにな」
笑いながらアスランを見て言う。
「あんたとはどうも他人のような気がしない。どうしたものかな」
「それは俺もだ」
アスランもメキボスの言葉に頷く。
「敵だというのにな。不思議なものだ」
「声が」
後ろでハイネがポツリと呟いた。
「声が似ているな。そういうことか」
「まあ妙な関係で知り合ったがこれからも宜しくだ」
「こちらこそ」
「それじゃあな。あと一つ言っておくが」
「何だ?」
「髪の毛には注意しろよ」
「うっ」
言われたくないことを言われて顔を歪ませる。
「さもないとヴィガジみたいになるからな。ケアはしっかりとだ」
「おいメキボス」
ヴィガジがシカログに突っ込みを入れる。
「私はだな。これは剃っていてだ」
「ははは、じゃあまたな」
話を誤魔化して撤退に入る。
「また会おうぜ。戦場でな」
「じゃあね」
「また会おう、地球の諸君」
「・・・・・・・・・」
四天王はそれぞれロンド=ベルの面々に別れの言葉を告げて姿を消した。そうしてインスペクターは北京から姿を消したのであった。
戦いを終えたロンド=ベルは妙な感触を抱いていた。今度の相手に対して。
「どうにもね」

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