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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七話 インスペクター四天王
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部は中国でしたね」
「あれっ、違いますよ」
「えっ、そうなのですか」
ふとあることに気付いた。
「中国にあるとばかり思っていましたけれど」
「何かバビルの塔にあったそうで」
「はあ」
「そこで最後の激戦が行われたとか」
それがBF団と国際エキスパートの最後の決戦だったのだ。それにより大作は長い戦いを見事に終わらせているのである。
「成程」
「ビッグファイアも死んだそうです」
一応はそうなっている。
「激戦の末に」
「じゃあBF団は完全に滅んだと」
「そういうことになります」
「じゃあ二度とBF団だけは出ないのですね。それは何よりです」
「全くです。あの時は我が目を疑いましたし」
ユウナとアズラエルはどうしても彼等には納得できなかったのだ。それは彼等がいなくなってもまだ心に残っていたのだ。
「彼等がいなくなったというのは大きなことですよ」
「ですね。では北京へ」
そのことにだけは安堵して先に進む。彼等は行くのだけは順調に進めていた。
北京に着くと既に敵が迫っていた。北にかなりの規模の軍が布陣していた。
「あいつ等かよ」
マサキは彼等の姿を見て声をあげる。
「名前も知らねえが。敵っていうのだけはわかるぜ」
「ふむ。データ通りか」
その敵軍の後方から声がした。ロンド=ベルの者達はその声に顔を向けた。
「何っ、データ通りだと!?」
「どういうことだ」
「君達に関するデータのことだ」
また声がした。
「攻撃的だというな」
「おいおい、また随分と一方的だね」
万丈はその声にシニカルな笑みで以って応えてきた。
「確かに僕達にはそういうところもあるけれど君達が言えた義理かい?」
「我々がだと」
「だってそうじゃないか」
また言葉を返す。
「君たちだってここに来ているじゃないか。戦いに」
「我々のそれは理由が違う」
彼は万丈にそう反論してきた。
「我々は平和の為にここに来ているのだ」
「平和!?」
「また随分高尚なことだな」
万丈だけでなくフォッカーも今の言葉にはシニカルに返した。
「平和の為に戦うとは」
「まあ誰でもそう言うんだけれどね」
「諸君等と一緒にしないでもらいたい」
声がムッしてきた。
「我々は宇宙の平和の為に今ここに来ているのだ」
「宇宙の平和だって!?」
「それは一体何だ」
イサムとガルドはそれを聞いて声をあげた。
「おいおい、ハッタリじゃねえよな」
「まやかしではないのか」
「それはない」
彼は二人に対しても反論した。
「我々インスペクターの名にかけて」
「何っ!?」
「インスペクターだと」
その名を聞いたダバやミリアの顔色が変わった。
「御前達がインスペクターだったのか」
「それが今地球に」
「あれ、知ってるのかよ」
彼等の様子が
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