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ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅き死神〜
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出会い
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ちょっと待ってろ」

男は刀を体の右側面に引きつけるように構えた。
ワイバーン・ハウントは相手が変わっても攻撃方針を変えようとせず、突進系の技で迫ってくる。

そして、刀の攻撃範囲に入った瞬間、刀が黄色のライトエフェクトを纏って振り抜かれ、一撃でワイバーン・ハウントを葬った。












「ここは天候が霧の時、いつも以上にてごわいモンスターが出やすいんだ。気をつけろよ?」
「はい。ありがとうございました」
「どういたしまして……ところで、一人か?」
「いえ、あと二人……あ、まずいかも!」

「そうだな、ワイバーン・ハウントクラスのが何体も出てきたら、たとえ二人でもきついだろう。大体の場所はわかるか?案内してくれ」

「は、はい!」



名前も知らないプレイヤーだが、なんとなく信用はできる気がする。

(でも、なんでこんなところにいるんだろ?)

さっきの上位スキルを見る限りでは、恐らく攻略組のはずだが……。























(マズイな……)



うっかりカイトと離れてしまい、どうしたものかとユウリと相談している内にありえない数のモンスターに囲まれてしまった。

「先輩、左右から3匹ずつ来ます。右をお願いします」

相方の子はこんな状況でも恐ろしく冷静だし……。

私たちはまだ、ビンボーギルドのため、1人1人が転移結晶を使う余裕がない。

(あっても、可愛い後輩たちを置いていくつもりは無いけどね)

一番最初に来た敵に体当たりをし、よろけたところをダガーで突き、さらに体術スキルを使って左手の掌を突き出す。

勢いよく飛んでった先にいた1匹にぶつかり、同時に2体の動きを止めることに成功した。

「ラッキィ!」

構わず突っ込んできたもう一匹を3連?ソードスキルと体術スキルで倒し、他に向かってくるのが居ないのを確認して、素早くウィンドウを操作する。
新たに現れた武器はクォータースタッフだ。状況が変わるまで、防御に徹するためだ。

「ユウリ、大丈夫?」
「はい、問題ありません。プレイヤーの反応があります、カイトが来たようです……え?」
「どうしたの?」
「反応が2人分……1人はカイトのようですが……」

そんな会話をしている内にソレは起こった。

大きな刀を持った男が現れ、刀を振るう。

それに巻き込まれたモンスターは一撃で爆散する。

モンスターは新たに現れた敵に次々と突進していくが、それらは例外なく消えていく。

時間にして1分半、それが殲滅にかかった時間だった。

「無事か?」

あまりに唐突に話しかけられたので、最初
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