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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第六十七話 魔術師の覚悟
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闇の書のおかしなところを上げていく。
「確かにおかしい話ね」
「それに闇の書の守護騎士達は疑似人格、プログラムだ」
「過去に意思疎通ができたっていう情報はあるんだけど感情は確認出来なかったってあるんだけど」
「そうなんですか?
ヴィータちゃんは怒ったりしてたけど」
「シグナムからも人格は感じ取れました」
なのはとフェイトは不思議そうにしているが、それは
「疑似とはいえ人格があるんなら感情があってもおかしくはない。
闇の書の主が守護騎士の感情を認めているのか、認めず駒としか考えていないかの違いだろう」
俺のそんな意見が意外だったのか
「士郎達魔術師にも似た技術があるのか?」
「資料としては知っている。
疑似人格とは違うが主と従者の関係という意味では似ているのかもしれない。
だがどちらにしろ情報不足だ」
ため息をつきながらの俺の言葉にリンディさんもクロノも頷く。
その時、クロノの視線がなのはの肩に向けられる。
そこにいるのはユーノ
「明日から頼みたい事があるんだが」
「ん? いいけど」
クロノからユーノの頼みとはなんだ?
「まあ、期待していてくれ。
もしかしたら情報不足が少しは解消するかもしれない」
首を傾げながらも今日はそれで解散となった。
side グレアム
やはりとんでもないな。
部屋のソファでガーゼを当ててロッテに包帯を巻いていくアリア。
武装局員が闇の書の守護騎士を補足したという情報を得たのですぐにロッテとアリアを送ったのだが、こんな事になるとは思わなかった。
地球から戻ってきたロッテとアリアだったが、アリアに肩を借りてロッテは脇腹から血を流していた。
なんでもアリアの治癒魔法でも傷が治らず、塞がる気配すらない。
そして致命的なのが少量ながら血が止まらないというところだ。
ともかく傷口を消毒し、包帯などで出来る限り出血を抑え、点滴をするぐらいしか手がなかった。
「ごめん、父様、アリア」
「謝らないで、ロッテ。
私が傍にいたのに」
「私こそ無茶をさせてすまない。
今はゆっくり休むといい」
ロッテを休ませて、アリアが記録していた映像を確認する。
衛宮士郎の相手という事もありロッテが表に立ち、アリアが陰から援護する形でバインドなどの魔法を行っていた。
だが援護のために不用意に魔法を使えばこちらが二人以上という事がばれる。
それを防ぐために、アリアはロッテが手を向けるなどのモーションをしなければ魔法を発動させていない。
それによりアリアの存在がバレる事はなかったが。ロッテの傷は大きな痛手だ。
しかし、こうして映像を見る
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