過去話〜懐かしむ思い
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は『女性優遇制度』に乗っかった女子生徒とそれに逆らえなかった男子生徒が俺に喧嘩を吹っかけてきたが、全滅させた。それで今度は簪様に標的を変えたが………男女諸共壊滅した(ただし一人も死んでいない)。そこから俺たちの仲は最悪だったがそれを修復したのは本音だった。
『ゆーゆーは本当は優しいんだよ〜。いつもは勉強を教えてくれたりするでしょ〜?』
その時に俺は成績は常に主席だったので全員が俺と簪様に謝り、放課後に特に俺の用事がなければ勉強会が模様されることになった。
だが、目の前の転校生はそれを知らない。それが俺の戦闘が空気砲ビットだったりエアガンだったり。もちろん、その年には既に銃を扱っていたこともある。ちなみにエアガンは改造して空気を射出して攻撃する物に変えてある。
『うるさいハエ共ね。クラウド、やっておしまい』
いきなり執事が現れて何人かを倒していくが、その猛攻は急に終わる。
『………消えろ』
それを皮切りに大乱闘が始まり、両お嬢様とこっちサイドには本音が残り、それ以外の全員が別のクラスに移動した。結果は俺の圧勝。だが向こうも中々いい動きをしていた。おそらく小学生執事にしてはいい出来だろうと思った。
『あ…ああ……』
『これでこいつと俺の実力差はわかっただろう。ま、こいつを捨てるって言うなら止めておけと言っておくよ。こいつの敗因は俺が敵に回ったことだからな』
この時に本音は『とある裏切り者に見えた』と言っていた。止めてくれ。
「………俺は、いつからこんなキャラ付けになったんだろうか……?」
頬に涙が流れる。そして同時に『それ相応の装備を持たすとISを潰すかもしれないな』と陰で言われていたことを偶然聞いてしまったことを思い出した。
「違う。俺は強いんじゃない。そして頭がいいんだけじゃない。ただ魔法使いになりたかっただけなんだ………」
「「……………」」
そう考えると、俺は色々な本を呼んだなぁ。特に魔術関連の本。確か当時はありとあらゆる敵から簪様を守るために習得しようと思ったんだっけ。できなかったから別の物で代用しているけど。
―――まさか、これが俺がISコアを作るときのヒントになるとは思わなかったが
「祐人、先に言っておくけどここでは女は優遇されないし、常に男女は平等だ。だから誰もいちゃもんはつけない」
克己からそう言われ、俺は安堵した。それなら文句は言われないだろうし、思いっきり戦える。
「なら、いいぜ。俺はお前に挑戦する」
それを聞いた結華はニヤリと笑った。
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