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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-10 fight fiercely
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なさい。」


お母さんのような口調だった。
麗矢はISを解除し、ISは待機状態――――麗矢の場合はブレスレット――――になる。


「心配したんだからね。また、麗矢がどこかへ行っちゃうと思ったんだから……」


楯無の口からそんなことが聞けるとは思わなかった。
嬉しくなった。


麗矢は楯無に肩を借りながら医務室へ向かう。
楯無は麗矢の安全を確認して、安心した。


医務室に麗矢を寝かせ、楯無は事件の事後処理へ向かった。
疲れた麗矢は寝かせてもらう。
隣で一夏が寝ていたことには気づかなかった。


      ◯


「んふふふー。」


空間に笑い声が響く。
束がキーボードを打ちながら笑っていた。


「早く会いたいよ、れーくん。」


束はいつ会いに行こうかと未来のことに思いをはせつつ、タイピングをつつける。
その時は何かあげようと決めながら。


      ◯


鈴は医務室のベットに寝ている麗矢のもとにいた。
寝ていて意識はないだろうが、今でないと言えない気がしたのだ。


「聞いて、麗矢。あたしね、やっぱり一夏が好き。今日、改めてそう思ったの。……これだけだから、じゃあね。」


鈴は医務室から出ていく。
それを確認してから麗矢は目を開けた。――――起きていたのである。
小さく呟く。


「それがお前の想いなら、別に何も言わないさ……。」


呟いた言葉は夕暮れの空に吸い込まれて、消えた。



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