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IS インフィニット・ストラトス〜転生者の想いは復讐とともに…………〜
number-10 fight fiercely
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は手を抜いていた。
ISの開発者で互角、これが今の麗矢の実力である。


(エネルギー収束率――――81%)


もうすぐ超電磁砲のチャージが終わる。
ゴーレムを動かしているのが束である場合、避けられる可能性があるが……気にしないことにした。


もう、千回切り結んでいるかもしれない。時々掠ったりするダメージで、じりじり減ってきている。
いつもは絶対防御を展開しない麗矢も今回ばかりは展開していた。


周りはこの戦いをハイパーセンサーでようやく捉えられていることだろう。今、麗矢とゴーレムの戦いの最低速度は、一般のISの瞬時加速ぐらいの速度である。
教師たちも介入しようとすると、逆に翻弄され、ダメージを受け落とされるだけ。それか、フレンドリーファイアをしてしまうかもしれない。


(エネルギー収束率――――100%)


この戦いももう終わりである。
ようやく終わる。
もっとこのじりじりするこの感覚を味わっていたいとも思ったが、疲れた。


麗矢は超電磁砲を前に出す。
砲身には紫電が迸っている。
ゴーレムは距離を取ろうと後ろに下がるが、麗矢がそうはさせない。
背部装甲についている六つのブースターで瞬時加速を連続して行う。三連瞬時加速。《トリプルイグニッション・ブースト》


限界まで接近して一気に放つ。
音速を超える砲弾は一瞬にしてゴーレムのもとへ


爆音と強烈な強風、爆発。


塵一つ残すことなく、消し去った。


あの激戦は、アリーナのシールドを削り切った。甲高い音を立てて、シールドが割れて粒子となっていく。

幸い、生徒に被害が及ぶことなく、けが人は織斑一夏だけだった。


『報告しろ。』


秘匿通信に千冬から通信が入る。どうやら、何も情報が入っていないようだ。
少しは休ませてほしいと内心愚痴りながら、報告を始める。


『報告――――。
進入路の予測をし、アリーナ上空にてISを展開して待機。
数分後、三機の無人機が飛来、二機の注意は引きつけるも一機突破され、アリーナに侵入。
一機を織斑と鳳に任せ、残り二機を俺が。
俺が一機撃破の後織斑たちも撃破。
残り一機の時、おそらく独立駆動から遠隔操作に変更されたと思われます。
そして、そのまま超電磁砲で消滅させました。――――以上です。』


『…………分かった。ご苦労だったな。』


通信を切る。
アリーナには二機の撃墜された無人機と突入部隊、それに麗矢。
いつの間にか一夏と鈴はどこかに消えていた。


「…………あ。」


体がふら付き、倒れそうになる。
だが、倒れることはなかった。隣でISを展開した楯無が支えてくれていた。


「ほら、ISを解除し
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