第45話
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》は麻生に抱えながらも叫び声をあげながら麻生に言う。
「どうして、と言われても理由は簡単だ。
お前が心配になったからに決まっているだろう。」
麻生は真剣な表情のまま女性の警備員の顔を真っ直ぐに見つめて言った。
すると、女性の警備員は顔を真っ赤にしてうつむいてしまう。
麻生は女性の警備員と上条を地面に下ろす。
「どこの誰だか知らないけどエリスの腕を切断して、さらにあの震動の中で全くよろめく事無く走りきるなんて。
あなた、ただの学生じゃないでしょ。」
「ただの通りすがりの一般人Aだ。」
「うふふ、通りすがりの一般人・・・ね。
まぁ誰だろうと私のやる事は変わりないけど。
ねぇ、エリス。」
シェリーの呼びかけに答えるかのように石像がこっちに向かって歩きはじめる。
麻生は数歩だけ前に進むと拳を握り構えをとる。
「昨日は桔梗、そして今日は愛穂ときた。
どうしてこうも俺の守りたい人が事件に巻き込まれるかね。」
少しだけため息を吐いたがその眼は確かに怒りがこもっていた。
「まぁ愛穂に傷をつけたんだ。
一発殴るだけで済むと思うなよ。」
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