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SAO編−白百合の刃−
SAO4-赤い糸
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いう貴女だって、二つの『ユニークスキル』持っているじゃない。『白百合』のキリカとしてはどうなの?」
「いや、その通りなんだけどさ、『赤い糸』ってなんなの? ドウセツが『絶対回避』を使える理由になるの?」
「貴女のスキルを見たら? 全てわかるわよ」

 ドウセツの言う通りに、スキルウィンドウを開いて見てみる。そこに表示されていたのは、習得していないスキルがいつのまにか習得されている。そこ中には、ドウセツの『ユニークスキル』である、『居合い』と『赤い糸』もあった。
 ど、どういうこと? なんでドウセツは私のスキルを使えて、私はいつのまにかドウセツのスキルを習得していたの?

「理解した?」
「全然!」
「バカなの?」
「普通は誰だってすぐに理解できないわよ! つか、教えてくれないの!?」
「『赤い糸』は指名した相手に赤い糸を結び、スキルをコピーし共有させる能力。これによって『絶対回避』が『デモニッシュ・サーバント』に二回使えたのよ」
「え、えっと……」
「もっと言えば、二回目の『絶対回避』は貴女から使用したものよ。さっきの戦闘ではもう貴女は『絶対回避』は使用できないようになっているわ」
「そ、そうなの?」
「理解した?」

 え、えっと……。習得していないスキルは、実はドウセツが習得していたスキルであって、そうなっているのはドウセツの『ユニークスキル』である『赤い糸』の効果によるものになっている。ドウセツは私からコピーした『絶対回避』と私の分の『絶対回避』を使用したから、『デモニッシュ・サーバント』に二回使えたのか。つまりこれは私も『居合い』スキルが使えることになるし、『赤い糸』も使えるってことになるのか!?
 すごくない、このスキル!? 『赤い糸』をたくさんの人に結べば『絶対回避』が使い放題になるし、ドウセツの『居合い』スキルがみんな使えるってことにもできる。これはかなり強力な分類に入ると、わくわくしていた。

「ただし、『赤い糸』を結べるのは二人一組だけ。だからもう、私か貴女が誰かに結ぶことは出来ない」
「え? できないの!?」
「複数結べばかなり強力になると思っていたけど、生憎そんなバランスが崩れるようにはできていないようね」

 良く考えればそれもそうか。『ユニークスキル』同士で『赤い糸』に結んだら、攻略組に『赤い糸』をたくさん結んじゃうと攻略もかなり楽になってしまうから、萱場晶彦としてはそれではつまんないからある程度は弱体しないとバランス崩れるわね。『絶対回避』も一回しか使えないから丁度良いんだろう。

「それと『赤い糸』のデメリットはHPも共有する。さらに言えば、赤い糸は戦闘が終わるまで赤い糸が切れることはない。解く方法は二つ。二人共相手に勝つか、二人共相手に負けるかよ」

 あ、だから何もして
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