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剣の世界の銃使い
とりあえず食事から
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ね」

そこで一旦レイトは話を区切って、もう一度続ける。

「こんな状況でも、いや、こんな状況だからこそ、ここはRPGの中なんだよ」

「と言いますと?」

「うーん、なんて言ったらいいのか・・・・自分が自分である証明がしたいってところかな」

「証明?」

「ボスを倒す、アイテムをゲットする、人に認められる。そんなことをして自分はここに居るって事を言いたいだけなんだと思う。それが変な方向に走っちゃって、盗む、騙す、殺すなんて事をするのかもしれない。俺の考えだけどな」

「レイトさんもですか?」

「ああ、俺もそうだ。だから、俺は楽しむことで自分を証明するようにしてるん・・・だと思う」

ま、適当に流してくれ、俺もわかってないしーと最後に付け加えてレイトは話を終わらせる。2人とも黙りこんでいると、ウエイターがケーキを持ってくる。すると、レイトがボソッと言った。

「チーズケーキにサイダーは合わなかったな・・・」

つい、笑ってしまった。
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