第十三話 オフレコその二
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もう立派なカメラまで持っていた。
「インタヴューですけれど」
隣には新聞部の女の子がいた。カトリやジョルジュと同じクラスのナンシー=アデレードである。マルタ出身で赤茶色の髪を短くして黒い目に細眼鏡をかけている。結構インテリっぽい外見である。胸はあまりない。
「嘘付け」
「何でそれでジョルジュがいるのよ」
「だから取材で」
「それが嘘でしょ」
「また盗撮に来たの?」
「嫌だなあ、人聞きの悪い」
「それだけ過去の行いが響いてるってことなんじゃ?」
「君までそんなこと言うの!?」
しれっとして述べるナンシーに口を尖らせて抗議する。
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